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最後には一人ひとりが今の想いを語る。櫻井は「同じ夢を描き同じ夢を追い求め、ときに夢破れ、傷つき、ボロボロに…なんて言ったらかっこいんですけどそれはそれで楽しくやっていたといいますか、いろいろあったんですけどこの5人がいればなんとかなるかな、すごく楽しかった」と軽やかに笑う。これからも「5人では集まる」としつつ、「それは嵐に似たなにか。嵐ではないとは言わないけど、僕たちは誰かに喜んでもらうために、議論したり、準備をしたり笑顔を届けることできたときに初めて嵐といえるからです。僕たちがいつかまた『嵐です』と胸を張って言えるときまで。21年間ありがとうございました」とメッセージを送った。

 リーダーの大野はこれまでの日々を振り返りつつ「僕は、このメンバー4人と20年以上一緒にいますが一番思うことは、感謝していることは人ととしての人間性。気配り、気遣い、感謝の気持ち。人によくされたら『ありがとう』を必ずいう。人のことを一番に考えて行動する。簡単なようで、なかなかできることではないと思っています。人はすぐ変わります。でもなにも変わらずに、それらを続けてきた4人がいたから、僕はきょうまでやってこれたんだと心から思っています。本当にありがとう」と尊敬を口に。そして「僕は明日から、自分のことを考えて自分の時間を大切に生きてみようと思っています。またいつか、人のためになれるように」とし、「では、またね、ありがとう」とほほえんだ。

 二宮は天井のメッセージを読み上げながら「『ありがとう』を言わなければいけないのはこちらのほう」とつぶやいた。「十分幸せだし、本当に感謝してるんだけど、欲を言わせてもらうと、わがままを言っていいならまだまだツッコミたかったし、もっともっといじりたかった。僕らの言葉は、21年間で走ってきたなかですべて4人に向けた言葉だし、4人が生んでくれた言葉。きのうの夜はそれを取りあげられてしまう気がして浸ったりして不思議な時間でした。欲深い人間でした」と苦笑しながら胸の内を明かした。

 これまで何度かメンバーに“手紙”を書いてきたという相葉は「一番最初の手紙には『トップになろうね』って書きました。メンバーはなにがトップかわからないよねって、いつもそんな話をしていました。確かに僕らのいるこの世界のトップは僕にはわかりません。でも、きょう、わかったのは、僕を除いた4人のメンバーは人間としてトップなんだな、と…そんな…トップの4人と、21年やってこれたのは僕の宝物です。心から嵐でよかったです。そしてあなたたちが嵐のファンで本当によかった」と感極まりながら噛み締めた。

 そして最後を飾ったのは松本。「直接目の前にはいないけど…」と瞳を潤ませ「みんなの思い伝わってます。活動休止前最後の日にこんなライブをやらせてもらって最高だなと感謝しています。まずジャニーさん、13のときにジャニーズに入れてくれてありがとう。ジュリーさん、やんちゃな5人を諦めずに育ててくれてありがとう。すべてのスタッフのみんな、嵐に夢を乗っけてくれてありがとう」と、手で顔を覆うと背を向けた。

 「僕にとっても嵐は夢でした。信じられないほどの夢の数々を一緒に見れて幸せだなと思います」といい、「いつかこの夢の続きができたらいいな、と思います。わかんないけど…それまでみなさんお元気で。僕らはひとりずつになるかもしれないけど精一杯やっていきます」と決意を胸に、最後は頭を深々と下げた。

 ファンの映像とともに「The Music Never Ends」「Love so sweet」を万感の思いで歌唱。そして、肩を組んで、横一列になるとステージ中央までゆっくりと歩みを進める。ファンに向け何度も「ありがとう」を呼びかけ、手を振る。しっかりと再び手をつなぎ、上に掲げ前を見据えた。5人が光のなかに包まれれると大きな虹の虹が架けられ、ライブは終了。エンドロールは、ファンからのメッセージ流れ続け、惜別と感謝の言葉であふれ、日付を超える1分前にメンバーのサインメッセージに切り替わり本当のラストを迎えた。

 

 

 

 

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