NHK札幌放送局が制作する北海道150年記念ドラマ「永遠のニ●(小さいシ)パ~北海道と名付けた男 松浦武四郎」の撮影が道内で進んでいる。武四郎を演じる嵐の松本潤さん(34)と、アイヌ民族の女性リセ役の深田恭子さん(35)が、ロケ中の北海道平取町二風谷で会見し、「人間味と力強さにあふれた武四郎の生き方や、アイヌ文化の素晴らしさを全国に伝えられれば」と意気込みを語った。
ドラマは、武四郎が20代から6回にわたって探検・調査した蝦夷地で出会ったアイヌの人々との交流を中心に描かれる。脚本は大石静さんの書き下ろし。
武四郎は自然と共に生きるアイヌの文化に共感する一方、松前藩の迫害による過酷な実態を知る。タイトルの「ニ●(小さいシ)パ」とはアイヌ語で男性の尊称だが、ドラマでは「大切な人」という意味だと説明される。
松本さんは「武四郎は、当時の日本を自分の力で何とかしたいと考える熱量を持った力強い人物。アイヌの人々へ寄せる人間味もポイントだと思う。北海道の雄大な自然の中、探検シーンもあるのでアドベンチャーな撮影も多く大変ですが、この作品が改めて北海道の魅力や幕末の歴史を知る機会になってほしい」と話した。
一方、深田さんは「アイヌの方々に教えていただきながら、少しずつリセに近づかせてもらっています。信仰が生活の中に息づいているのがアイヌ文化なのかと感じます。誇り高き生き方を丁寧に演じていきたい」と語った。
2人の共演は約20年ぶりといい、「お互いに大人になった」と笑う。深田さんは「松本さんのまげ姿がこんなに似合うとは」と語り、松本さんは「りんとしたアイヌ女性を演じる深田さんの目が印象的。言葉より目線のやりとりで感情を伝える芝居を大事にしたい」と話した。
道内ロケは17日から始まり、平取町では二風谷アイヌ文化博物館に展示されているアイヌ民族の住宅「チセ」などを使って撮影された。ロケは9月上旬まで続き、その後東京のスタジオで撮影、冬季シーンの道内ロケを経て、来年春に放送予定。
今日は久しぶりのグッスポです。
ドガッチ
嵐・相葉雅紀「かっこよさ」にこだわるパラ走り幅跳び銀メダリストの素顔に迫る
8月28日の放送は、パラリンピック・走り幅跳びの銀メダリストの山本篤選手をゲストに迎えておくる。
番組恒例の「駆け付けパフォーマンス」では、山本選手が番組特製のセットで「かっこいい幅跳び」を披露。豪快なジャンプを披露するが、こだわっているのは記録よりも「かっこよさ」だと明かす。また、山本選手は講演会などで目立つ芸を身につけたいということで、今回、マジシャンのマギー審司の指導を受け、義足を駆使したマジックに挑戦することに。師匠となったマギーとの夢の競演も実現する。
山本選手は、高校生の時にバイクの事故で片足を失ったが、その時の驚きの秘話を実の両親が披露。自宅での様子も、本人の撮影で自ら明かす。いつでも、どこでも「かっこよさ」にこだわる、明るい山本選手の素顔に注目だ。