おはようございます。
今日も暑くなるようです。
猛暑日だとか・・・熱中症にご注意を!
今日はTV誌発売![]()
仕事帰りみてきます。
いつも水曜はお休みなんですが、
今日は同僚が研修のため出勤です。
日刊ゲンダイ
アイドルグループ「嵐」の勢いが止まらない。つい先日も、今年11~12月にかけて5大ドームツアーを行うことが発表されている。いったい人気の秘密はどこにあるのか。上梓したばかりの著書「隣の嵐くん~カリスマなき時代の偶像~」で彼らの魅力とその理由を余すところなく解説した明治大学講師・関修氏を直撃した。
■メンバー全員が横並び
明大で「嵐」を題材にした講義を行っている関氏の専門はフランス現代思想。セクシュアリティーの観点から見た文化論、中でも美男論の提唱者として、ジャニーズウオッチャーの第一人者という声もある。そんな関氏は嵐のブレークの理由を「バーチャルな最良の隣人であるから」と分析する。
「まず、CMでもバラエティー番組でも親しみやすさを感じさせるものが多い。たとえば、『ひみつの嵐ちゃん!』での『マネキンファイブ』というコーナーでは、メンバーがテーマに沿ったファッションをコーディネートするのですが、いわゆるキメキメの芸能人ファッションではなく、普通の男の子が着るような服。これは、SMAPが『SMAP×SMAP』内のコーナー『ビストロSMAP』で、セレブ感漂う料理を披露するのとは対照的といえます」
SMAPも長年にわたり絶大な人気を誇るグループだが、嵐との違いはどこにあるのだろうか。
「SMAPの場合は、中居君、草彅君、香取君の親しみやすさと、キムタク、稲垣君の持つ伝統的なアイドル感の対比が魅力のひとつとも言えます。しかし、嵐にはキムタクのようなアイドル性を持つ人も、中居君ほど庶民的な人もいない。つまり、5人全員がいわば普通っぽい。だからこそ親近感が湧きやすく、見る人によって兄、弟、息子、孫などあらゆる存在になり得ることができる。これが、嵐が老若男女に愛される理由なのです」
誰かが突出して目立っているわけでもなく、メンバー全員の認知度が高いのも嵐の特徴だ。それには、5人におのおの異なる魅力があることが関係している。
「たとえば大野君はリーダーなのに、リーダー然としていない。それでいて、場をうまくまとめており、他の4人からもリスペクトされています。相葉君は、いじられキャラで嫌みがない。松本君は、存在感があって華やか。二宮君は、どんな役でもこなせる器用さがある。桜井君は、キャスターをやっているだけあって思考が論理的で言語感覚にも優れています」
ジャニーズグループは、デビュー時には少年っぽいアイドル性を前面に押し出しているがために、少年から大人への脱皮がカギともいえるが、その点も嵐は完全にクリアしている。では今後、嵐のようにメンバーの個性を生かしながら国民的な人気を獲得するグループは出てくるのだろうか。
「全員が横並びの人気を得ているという点で、現時点で最も嵐のスタイルに近いのが『関ジャニ∞』。ただ、彼らは関西のノリを魅力としているので、それが好きな人とそうでない人に分かれるのも事実です。『Kis─My─Ft2』も、メンバー全員の個性を打ち出しはじめています。嵐と同じ5人組の『Sexy Zone』はまだ若いグループなので、今後どのように成熟していくか注目していきたいですね」
嵐の天下は、しばらく続きそうだ。