1時間目二宮先生カチカチの授業



白いTシャツのチームと黒いTシャツのチームがバスケットボールのパスをしあうので、白いTシャツの人達が何回パスするか数えてみて下さい。

~VTR流れる~

ハイビックリマーク16回。

僕も16だと思ってるんですけど、1回白いTシャツの人がパスして、黒いTシャツの人が受け取った場合はどうなるはてなマーク

それは数えなくていい。

じゃ15です。

16だけど、でももっとこれから続く・・・

どうでもいいんですけど、まん中に一番手前に座ってる人が鍵のかかった部屋の大野くんみたい。

数はみなさんおおかた当たってます。16回。みんなも16回って思ったと思うんですけど、重要じゃなかったんですね。
このVTR先生出てます。

俺気づいた。

他3人)全然わかんない。

もう一度みていただきましょう。先生こちらです。

パスを数えるVTRだから、人の数や周囲の状況がかわらないと思ってしまうことが、先生が出ていたなんてことを見逃すおそれがあります。思い込みです、それがこの授業で大切なことになる先入観。
僕に気づかなかった人は先入観にとらわれて頭がカチカチになってる証拠です。
先生がそんなカチカチの頭を柔らかくほぐしていきます。

みなさんの頭がどれだけカチカチなのか実験してみましょう。

~ドアが出てくる~

このドア10秒以内に開けてもらいたいビックリマークドアの向こう側にある消火器をとってきて。でないと爆発しちゃうよ。コワイコワイコワイビックリマーク

先生これ僕できちゃってもいいですかはてなマーク頭カチカチじゃないんで。

確かにやわやわそうだもんね。

ドアってあくもんですもんね。10秒以内に。
よーいスタートビックリマーク

先生、僕これ絶対開けれると思いますよ。

~しかし開かない~

あれ、嘘だろ、嘘だろ、(爆発)

やったぁー!!

なんで開かないのはてなマーク

開くんですよ、もう触っちゃダメでーす。

嘘だろ、東京ではできたのに。

東京ではできたという先入観です。相葉さん、ドアって押したり引いたりするもんだと思うでしょ。東京の時スライドしたじゃないですか。でもね、それだけじゃないんだ。

~上に上げると開く~

まじかビックリマーク先生すごいっすよね。すげー

ドアノブがついてると押したり引いたり、又東京でやってしまったことが故にスライドさせてしまう。そういう先入観にとらわれてしまうとドアも開かなくなってしまう。

これは心理学用語で、アフォーダンスと言います。英語で与える、提供するという意味をもつアフォードに由来します。
トイレのマークにもアフォーダンスがあります。男性なら青、女性なら赤、もし女性のマークで青だとしたら、実は会場のトイレマークの色をいれかえてみました。戸惑った方もいるかと思います。その全てが悪い訳ではない。先入観がなければ、ドアもいつまで経っても開けれないし、トイレで戸惑っても(聞き取れず)
培った先入観は暮らしを快適で便利なものにしてくれてる。その一方で先入観に慣れすぎると大きなデメリットも生まれてくる。さ、みんな、元気に走ろうビックリマーク

今日は早く引いて、あちらみてもらえればわかるんですが。

~最後ハードルが並べてある~

1番櫻井さん、2番相葉さん、3番大野さん、4番松本さん

先生、僕のところだけ何かあるんですけど。

そうなんです。みんなも聞いて。4番のところだけ障害物があります。みなさんで1分以内にゴールを切って下さい。スタッフでやったら1分かからず。

よーいスタートビックリマーク

松本さんがゴールしてもタイム止まらず。

みなさん、失敗でーす。
松本さん、ゴールを切ってくれって言ったんですよ。それは白いテープですね。

そんなの屁理屈だよビックリマーク

櫻井さん以外集まり、ゴールを探す。

ハードルにゴールと小さく書いてあった!!

発泡スチロールなので簡単にやぶれた。

これも先入観。ハードルがあるから飛び越える。

ふざけんなよむかっ

しかもハードルはあたったら痛いと思う思い込みですよ。

一生懸命ハードルをとんだ自分が恥ずかしいです。

みんなにリレーをなぜしてもらったかというと、カチカチの頭を柔らかくすることで可能性を広げたかった。心理学用語に現状維持バイヤスということばがあります。バイヤスとは先入観のこと。人は何かをするときに真相心理で現状維持しようとする。


例えば、同じような洋服ばかり買う、パーカーばかり買ったりボーダーばかり買ったり、結局そうなってしまう。いつもと違うのを買って後悔したらどうしようと思う。だったらいつもと同じようなのにしておこうと思う。先入観が現状維持になってしまう。その先入観を取り払うと新しい世界が見えてくる。


鶏は空を飛べるのか?10メートルくらいは飛べるはず、でも発揮しないままが多い。グループで飼ってるなかの一羽が飛ぶとそのグループは飛べるようになる。人間も一緒で空を飛びたいと思い続けた人がいたからこそ飛べるようになる。


カチカチの頭を柔らかくすることを第一歩としてチャレンジしてもいいと思う。


この授業で覚えてほしいこと
先入観を取り払い可能性のドアを開けよう