第5回マイベストTV賞グランプリ


放送批評懇談会


最終投票結果(ベスト10)

第1位 フリーター、家を買う。(フジテレビ) 62票
第2位 堂本光一 すべてはステージのために(NHK) 43票
第3位 水曜ドラマ「Mother」(日本テレビ) 38票
第4位 NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」①②(NHK) 34票
第5位 第61回紅白歌合戦(NHK) 31票
第6位 NHKスペシャル「緊急報告 東北関東大震災」(NHK) 30票
第7位 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(NHK) 28票
第8位 日曜劇場「新参者」(TBS) 27票
第9位 怪物くん(日本テレビ) 24票
第10位 金曜ドラマ「うぬぼれ刑事」(TBS) 23票


■解
 グランプリは、2010年4月度から2011年3月度まで投票によって毎月決められたノミネート作35本の中から、最大3本までを投票するという方法で決められた。

 62票を獲得しグランプリに選ばれたのは、フジテレビの「フリーター、家を買う。」。 “就職難や鬱病など内容は重いのに、重いだけにならず見終わった後に必ず希望が持てるような余韻が残る”“母の手にハンドクリームを塗る場面は感動した”といったコメントが寄せられるなど、投票者の幅広い支持を得る結果となった。

 第2位はNHKの「堂本光一 すべてはステージのために」。“エンターテイナーとしても人間的にも非常に素晴らしい成長を遂げた”“舞台にかける真摯な姿勢に感動”など、堂本光一ファンの強い支持を集めた。

 第3位は日本テレビの「Mother」。“内容だけでなく脚本・テーマ・演技・演出、すべてが良かった”“久々に本気のドラマを見た”など、質の高さが多くの支持を得た。

 また、NHKスペシャルが2本入っており、質の高いドキュメンタリーもしっかりと評価されている。これは投票したWeb会員が番組に対して的確な批評眼を持っていることを表しており、結果としてこの賞が視聴率を反映したような人気投票とは一線を画するものになっている。

 なお、次年度も同様の方式によって年間のグランプリを決定するが、音楽番組やニュース番組やバラエティ番組などレギュラーで放送されている作品をノミネート作に盛り込むなど、新しい試みも実施する予定である。


1位  フリーター、家を買う。

9位  怪物くん

おめでとうございまーすクラッカー