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オリコン

辻井伸行さん「神様のカルテ」即興録音



デイリー

辻井伸行“心の目”で映画音楽初めて担当


09年に日本人で初めて、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝した盲目のピアニスト・辻井伸行(22)が、嵐の櫻井翔(29)が主演した映画「神様のカルテ」(8月27日公開)で映画音楽を初めて手掛けたことが14日、分かった。作曲、演奏した「神様のカルテ」がエンディングテーマで流れる。


 同作は長野を舞台に、地方医療の現実に立ち向かう櫻井演じる青年医師・栗原を描くヒューマンドラマで、辻井は原作や台本を点字で読み、昨年9月には長野県松本市での撮影に足を運び、櫻井や共演の宮崎あおい(25)と対面し、構想を膨らませ、翌日、即興的にレコーディングした。


 映画を幼少期から頻繁に観賞し、“心の目”で映像世界を構築できるという辻井は、完成した同作も観賞。「櫻井さんは思い描いていた栗原先生のイメージにピッタリでした。作曲は現場の雰囲気や松本の透き通った風の美しさをイメージした」と仕上がりに満足げだった。



映画.com

天才ピアニスト辻井伸行「神様のカルテ」で映画音楽に初挑戦


シネマトゥディ

全盲のピアニスト辻井伸行、櫻井翔&宮崎あおい『神様のカルテ』テーマ曲を作曲!


辻井は「人と人との『優しさ』と『繋がり』の大切さを描いた台本に感動して、自分にとっては、初めての経験になりますが、映画のテーマ曲を作らせていただくことになりました」と話す。


曲を制作するにあたって、長野県松本の山深い診療所の撮影現場を訪問見学した辻井は、「監督さんや出演者の方々との言葉や現場の雰囲気、そして、舞台となっている松本の透き通った空気や風の美しさなどもイメージして作曲しました」と楽曲制作を振り返った。撮影現場を訪れた翌日には、松本のハーモニーホールにて、ピアノ・ソロで即興的に『神様のカルテ』のテーマ曲をレコーディングしたという。


 以前から辻井のCDをよく聞いていたという主演の櫻井は、撮影現場を訪れた辻井に、コンクール優勝を自らが出演するニュースで取り上げたときのことを振り返り、「この素晴らしいニュースのことを自分の言葉で取り上げられたことが大変うれしかった」と語り掛けた。


櫻井はその後、辻井のコンサートにも足を運び、身を乗り出して辻井の奏でるメロディーに耳を傾け、最後の最後まで辻井に拍手を送っていたそうだ。一方、父親が櫻井演じる映画の主人公・栗原一止と同じく医者だという辻井は、櫻井を「自分の思い描いていた栗原一止のイメージをぴったり表現されていて、すごいなあと思いました」と絶賛したそうだ。


 『神様のカルテ』は、櫻井演じる一風変わった内科医・栗原一止と、宮崎演じる山岳写真家の妻を中心に、美しい信州の一地方都市・松本にある小さな病院で巻き起こる心温まる物語を描いた作品。映画を鑑賞した辻井は「とにかく感動しました。自分自身も涙が止まりませんでした。


この様な素晴らしい映画に作曲家として携わることができて、うれしい気持ちでいっぱいです」と感想を述べたという。そんな辻井の作曲した清々しく凛とした楽曲が、櫻井と宮崎が、「命の意義」「生の輝き」というテーマに真っ向から挑んだ感動のヒューマンドラマを彩った