ウクライナ戦争は、ロシアの敗色濃厚。

 

ロシアとしては、じり貧になっていく国の行く末を「どげんかせんといかん」。プーチンはこう思う。

かつてはソ連邦の一員であったウクライナが、この頃とみにNATO寄りの姿勢を示している。ロシアと国境を接するというか、そもそもウクライナはロシアの従属国ではなかったか。これを再びロシアの影響力の元に置かなければなるまい。

 

かつてウクライナは核を保有していた。しかしソ連邦の崩壊によりウクライナはこれを放棄した。ロシアと比較すれば、ウクライナの戦力は無きに等しい。特別軍事演習と世間を誤魔化して準備を進め、ウクライナの虚を突いて一気に攻め込めば、ウクライナを屈服させることは容易だ。

 

その後は、住民投票を実施してロシアの傀儡政権を樹立すればいい。チェチェン紛争を見よ。これまでこのやり方が見事成功してきたではないか。

 

欧米をはじめ、諸国はロシアに文句を言わなかった。文句を言う国にはロシア産原油の輸出を止めてやる。そうすればロシアに何も言わなくなるはずだ。

 

とこのようにプーチンは高をくくっていた。

ところが、である。

 

 

ウクライナのロシアに対する反撃は予想を超えた。

祖国防衛に燃えるウクライナは、ロシアに屈服しない。

米欧から武器支援を得ると、次第にウクライナ国内に侵入してきたロシア兵を撃退しはじめたではないか。

そうしてもはやロシア兵は戦意を喪失しているかのようだ。ウクライナ兵と対峙するロシア兵は、武器を放棄して逃げ惑うようになっている。

おお、もはやこれまで。

勝敗の決着がついた。

後は、ロシア、そしてプーチンのメンツをつぶさないようにして、ロシア兵をウクライナからいかに撤退させかが残された課題になった。

 

それにしてもロシアはなぜこのような愚かな行為に出たのか。

今後、ロシアの衰退が加速しはじめる。

世界を敵に回して勝てる戦争などあるはずがない。

ロシアのような元共産主義社会は市民社会への移行がそもそも無理なのだろうか。

 

と、まあ、以上のように思っているけど、これは願望か。