5/22(日)大杉谷から大台ケ原登山を終えて、大台ケ原ビジターセンターから大阪南港までバスで移動する。

 

 

なんとか歩き通すことができてホッと胸をなでおろす。

弁当は旨かったし、もう何も言うことがない。

大満足の山旅である。

 

 

バスが途中の道に駅に止まり、フェリー内で催されるであろう夜の宴会に備えて日本酒の一升瓶を買おうとなって、はたとあることに気が付いた。

 

 

そういえば、財布をどうしただろうか。

 

もしかして前日宿泊した桃の木山の家に置き忘れたのではないか。

目の前のザックを調べてみる。

ない。

記憶を呼び起こしてみる。

やっぱり寝床の布団の下に敷いたままのようだ。

う~む。

困った。

 

 

そこでトラベルギャラリーのツアーコンダクターさんに相談してみる。

ツアーコンダクターさんが冷静に対応してくれる。

桃の木山の家の連絡先は三重県紀北町にある。桃の木山の家は電話が通じないので、無線で連絡をとるという。すぐには連絡がとれなくて、もうしばらく時間が欲しいということになった。

 

大阪南港に着いた時点でもまだ連絡がとれなかった。

 

フェリーに乗り込み、フェリー内の部屋に荷物を下ろしたところでツアーコンダクターさんに連絡が入った。スマホを借りて話をすることができた。

「確かに財布があった。特徴が間違いないので送り届けるので、住所氏名等を教えてもらいたい。なお、自宅に届くのは週末になるだろう。」

実に親切な対応である。

例えば、住所の

「熊本県・・・」

と述べたところで

「え~、熊本からだったのですか。それは遠路はるばるご利用いただきましてありがとうございます。」

と言葉を挟む。

 

 

フェリー内展望ラウンジで催された宴会の際、皆さんに大変ご心配やご迷惑をおかけしたことを詫びた。(続く)