古木信子さんのグループ縷々第6回公演in赤松館の受付は午後1時30分である。御立岬から赤松館(藤崎邸)に着いたのはちょうどその頃だったか。

 

 

そのときは知らなかったのだけど、藤崎家当主の方が目の前にいて迎えてくれた。あとでしのぶたけさんから紹介してもらった。

 

公演が終わって帰るときにも会って

「庭の桜を見て行ってください」

と勧められた。

 

通常は入園料を支払って邸内に入るのだけど、そのときは無料。過去2回、建物の中も外も拝見させてもらっているので、庭園だけ見させてもらった。庭の手入れをしている人から説明を受ける。

 

 

3年前に福島の三春からもってきて植えたという枝垂れ桜。昨年までは花を咲かせなかったけど、今年初めて花を咲かせた。まだ咲き始めであるから、これからもっときれいになるだろう。

 

 

すぐ近くには馬酔木の花。自然のままの馬酔木を目にしてきたので、庭木として剪定された馬酔木を見たのは初めてだった。あまりにすっきりとした立ち姿で、花を見なければ馬酔木とは分からなかっただろう。

 

 

前からある桜も咲き始めていた。薔薇園の薔薇はまだ先になりそう。

 

 

珍しかったのは小豆花ともいわれる樹木。教えてもらって何度も名前を聞いたのだけど、はてなんだったか。忘れてしまった。この付近ではそれほど珍しいものではなく、「自宅の庭にもあって子どもの頃はよく見ていた」のだという。

 

 

古木信子さんのグループ縷々公演が行われるのは赤松館(藤崎邸)に隣接する米蔵である。米蔵の入り口の甕に赤い花が活けてあった。

「おお、これはなんだ?」

とずんずんとズームイン。

 

 

トイレの片隅に置かれた椿の花も格別に美しい。

 

 

米蔵は白壁土蔵造りであるが、白壁にパッチワーク作品が飾られている。(続く)

 
 

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