名護屋城跡を借景にした茶屋があるというので、しのぶたけさんの案内で海月(かいげつ)に行った。


海月の門
玄関
室内
garden
benchi
茶菓子
抹茶


茶屋海月の座敷に通された。

庭に面する縁側の緋毛氈をかけた長椅子に腰かけ、抹茶を頂いた。菓子を乗せた和紙の隅に小さくかわいらしい、青い紫陽花が細工されていた。心遣いが細やかだ。


庭に咲く花
茶花


座敷にセットされた茶の道具、床の間の掛け軸、茶花などを感心しながらじっくり眺めて楽しんだ。竹籠に活けられた花の名前を茶屋の女性に尋ねると

「シモツケ(下野)、トモエソウ(巴草)、オカトラノオ(丘虎の尾)」。


特別に茶花を植えている庭があるのではなく、庭先に咲いて居る草花を摘んで活けるのだという。しからばと外に出て、庭園を散策することにした。


東屋
矢室への入り口
ともえぐさ
巴草


奥に独立した茶室があり、庭には小川が流れている。トモエソウの黄色い花が無造作に咲いている。


ホンのひとときながらぜいたくな時間を過ごさせてもらったと思う。複数回足を運んだというしのぶたけさんのお目当ての女性はこの日姿を見せなかったのが残念ではあったが・・・。