加唐島港からオビヤ浦へ向かう道路沿いに北風を遮るための緑色のシートが張ってある。オビヤ浦入口のところだけ、シートが外してあって通行できるようになっている。


ばあちゃん
つわぶき
はた


そこに婆ちゃんがいたので、しばし立ち話をした。

家は目の前にあり、比較的新しく建て替えられたようだ。家は島の南斜面にあって、港を見下ろしている。家の前には畑があって、家で食べる野菜は自分で作っている。


王に扮した韓国人


通路の入口のシート開閉は、誰に頼まれたわけでもないが無償で自分がやっていると、婆ちゃんが訴えた。今回は特別なイベントがあって大勢の人が島を訪れたのだけど、いつもは釣りにやって来る人が1人、いるかどうかなのだ。久しぶりに見かけない人々と話をして、婆ちゃんはいささか興奮気味である。まだまだ話をしたかったようだけど、我々は写真だけ撮らせてもらって港に移動した。婆ちゃんは名残惜しそうに見送っていた。