清原マリア役の村橋和子さんのご主人が、がねの同級生です。高校では2年生のとき同じクラスになり、大学も同じ。


 「がねさんはそんなのばっかり」と呆れられますが、飲み会を長年続けている友人なのです。このブログではテーマ「八つぁん熊さん」でとり上げる超マンネリ飲み会グループがあって、がねもその中に入れてもらっています。


 「八つぁん熊さん」の中でも村橋くんとがねは共通するところがあって、それは何かといえば、村橋くんもがねもUターン組なのです。


 がねは横浜であてのない暮らしをしていたのですけど、東京にいる頃の村橋君が熊本に帰省する度に、横浜にいるがねを訪ねてきて、一泊していたのです。


 そんな夜、どこかの店で飲んでいた。「これから先、どうしたものだろうか」という共通した思いがあって、数年間、そんなことを繰り返していました。二人とも独身だったし、都会生活の孤独を感じてもいて、将来の展望が開けない、そんな時期。


 だから、何をどう語ったということでなくとも、気持ちがしっくりと重なるのです。表面上は二人ともバカ話をして笑い転げているだけなんだけど…。


 それがですね、この年になって、村橋くんの奥さんが、なんと熊本オペラ芸術協会の理事であって、歌い手として堂々と活躍している姿を見ることになるのですから、なんだかね、隔世の感があります。