ポール井上から作詞依頼があったのは2人で酒を飲みながらよもやま話を続けているときでした。


 「NHK-BS熱血!オヤジバトルに挑戦することになったんだけど、やっぱりオリジナルがいい。曲は作れるんだけど、作詞ができないんだよ。作ってくれない。」ポール井上が言い出したのです。


 「そんな無茶な、作れるわけないよ。自分はできないけど、ブログで呼びかけてみようか。」軽いノリでした。


 すると「この話、面白い。乗っかってみようか。」と8つの作品がブロガーさんから寄せられました。もう、うれしくてたまりませんでした。


 その後どうなるのか、それは何とも分かりませんでしたが、何かが生まれて、何かが動きだそうとしている予感がありました。


 それから実際に作詞に協力していただいたブロガーさんはご存じのとおりです。


 「こんなのでもいいよ。誰でも作れるよ。」ということをブロガーさんに分かっていただくという、ただそれだけのためにがねも「白髪のロッカー」を作って公表しました。正直なところ、恥ずかしかったのですけど。