2009-02-02 05:00:00
 
テーマ:文芸同人誌「しらぬい」  

 

そうして一月、二月と過ぎ、少しずつながらブログのことが分かり始めてくると当初考えていたことと事情が違っていることに気付きました。そもそもブログの読者として想定した利用者や家族の方はブログをほとんど見ていないのです。また地域の方々にもこちらから口コミでお知らせしない限り蕉夢苑ブログの存在を誰も知らない、いわば蕉夢苑ブログは独り言だったのです。

蕉夢苑が属しているアメーバブログには他のブログに訪問したことを知らせるペタ、また掲載された記事に対してコメントを書き込むことができる機能があります。ブログを始めて三月になろうとする頃には蕉夢苑ブログにもペタがつき、コメントが入るようになりました。半年を過ぎる頃になると読者登録やアクセス数も増えてきて、多いときには一日のアクセス数が千件を超えることもありました。

次第に蕉夢苑ブログは全国に読者を広げ、介護と福祉について皆で考えてみたいというメッセージを発信し始めました。私の他にも蕉夢苑スタッフが記事を書くようになり、話題も豊富になっていきました。ブログは本来世界に開かれているという特性を持っており、蕉夢苑ブログはいつしか広い世界に飛び出していたのです。(Ⅲへ続く)