「闘想家」“Show”大谷泰顕の『世の中バカなのよ』(回文) -11ページ目

Step.59 「過激な格闘技」とは何か?〈第7回〉

ここまで何回かに渡って
青木真也×山本勇気戦と
そこに起こった事象について
自分なりに謎解きをしてきたわけだけれど、
では、今後の両者はどうすればいいのか?

計量
(写真は『INOKI BOM-BA-YE2014』の前日に行なわれた、
計量時の両者。すでに第2幕ははじまっている!?)

まずは山本勇気だけれども、これは単純明快。
青木へのリベンジ戦を目指し、
とにかく日々精進し続けるしかない。

昨年一年の“飛び級”をさらなるものにできるのか否か。
これはこれで非常に大変なハードルを越えないといけないでしょう。

とはいえ、おそらく今年の山本は、
すでに滅多なことでは動じなくなっているはず。

その点で言えば、プロのファイターにとって必要なのは
白星以上に「修羅場」の数なのだということを
実証してくれるに違いない。
そう考えると、山本の動向に注視せざるを得ないのであります。
たぶん、自分自身でも驚くと思うよ、その点は。

だってそれがIGF(イノキ・ゲノム・ファイト)を
経験した者の“凄み”につながっていくから。

なにせまずは山本の入場シーンを観てほしい。
なかなかいないですよ、あれだけの“華”があるファイターは。
いわゆる格闘家にはあれは出せない。
その時点で銭が取れる
(※これは同じジムのマイク・ジョーにも言える)。

一方、青木真也はというと、
これは山本とはまた違ったハードルが待っているように思います。
ただね、青木がやらなければいけないことって、
理屈としては非常に簡単なのです。

こうなったら今年の「大晦日」、
相手は誰だかわからないけれど、
青木が今回の山本戦を上回るような、
さらなる「過激な格闘技」を見せる!

ただし、どこか「格闘技」的に隙を作りながら
試合を成立させなくてはいけない、という、
ほとんど神業に近い条件付きで。

となるとこれはもしかしたら、
これまでかなりの「修羅場」をくぐってきたはずの青木ですら、
未開の領域かもしれない。

だからこそ、それだけに、どう考えても
そのやり甲斐たるやたまらんものがあるはず。
であるならば、是非ともそこに挑んでほしい!

つまりは青木真也はもちろん、
山本勇気も含め、
ここからが青木×山本戦の第2章スタートなのであります!


2015年1月20日          “Show”大谷泰顕

Step.60  あらためて「猪木とは何か?」について考えてみた。http://s.ameblo.jp/show-otani/entry-12017810074.html に続く】

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【関連項目→凄玉(すごだま)

【関連項目→切り札

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【関連項目→仕事とはなにか?〈後編〉


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