優秀者表彰式に行って参りました。
当日、神戸は朝からどしゃぶり。
カッコつけるために美容院へ行き、
開店時間前から無理を頼んで髪型をセットして貰いました。
Mon-peche-mignonさんにて
店長さんが気さくで喋りも上手いし、腕もいいです。神戸の方は是非どうぞ(宣伝)

神戸から電車に乗ること約1時間30分、徒歩5分で滋賀県の会場に着きました。
受付を通って受賞者控え室へ。
明るい雰囲気の会場で、会議室らしき控え室も小ざっぱりしてて居心地が良かったです。
受賞者の皆さんと名刺を交換したり、お話をしたりが始まり、
お弁当を食べながら、作品の講評なども少しだけ伺うことができました。
昼食ご馳走様です。美味しかったです。
笹モチみたいなのが入っていて、気になったのですが、
お土産屋さんに「生麩餅」というものが売ってたので、これかなあ?と思いました。
文学賞受賞のパリっとした方々がインテリなお話をされていたり、
普段お会いする機会もないだろう政治家の方が挨拶して帰ったり、
なんだったりで時間が通り過ぎていき、
「皆さん5分前ですので準備をして移動下さい」のご指示に従い通路を抜け壇上へ。
大人達が一杯だー。裏方さんが一杯だー。
わーい。知らない世界だー。楽しいー。
とかなんとかで、お行儀もへったくれもなく、やたらキョロキョロと観察してしまいましたが(笑)
垂れ幕には「火の用心」の大きな文字。
ベルが鳴って目の前の厚い幕が上にあがると、現れる客席。
視界一杯のお客様たち。
どのタイミングで、どのように表彰式が始まるのか、よく分かってないこともあって、
司会者の一言一句に耳を傾ける。
嘉田知事のスピーチが終わると、すぐ表彰式でしたね。はい。
前座を果たすぞ!という感じでした(笑)

「受賞者の方は、お名前を呼ばれましたらご起立願います」
と言われたので、紹介と共に立ち上がり。
・・・しかし、その紹介が終わったあと、
これ座っていいのか、立ってるべきなのか、
わからないので突っ立ってました。
滞りなく進みましたが、文学賞の方は紹介を受けたあと座ってたなー。
すいません皆さん。
後ろの方が隠れちゃうから、座ったほうが良かったなあと思いましたよね。
今後に生かしたいと思います。
受賞の際には嘉田知事から
「とてもいい作品でした」と一声頂き、
式のあと幕の裏で
「書道を習ってらしたんですか?」と声をかけて頂き、
「いえ、水墨画を習ってましたので、それで筆で描かせて頂きました」と答えると、
「そうですか。筆の運びが力強くて、素敵な作品でした」と(やや改変されているやもしれませんが)褒めて頂いて、とっても嬉しくなりました。
また、式典の最中に私の絵本
「とらきちってどんなねこ?」を舞台中央の大スクリーンに映して頂き、
その概要をページの画面を変えながら、とても可愛らしい声で紹介して貰えました。
その場にいらっしゃってるお客様がたに本を知って頂けて、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
作品を認めて頂けたような気になれて、拍手も嬉しかったです。
準備にあたって頂いたスタッフの皆様に、本当に感謝致します。
(念のため)あの紹介の文章に関しては私はノータッチです。福祉課の職員さんがご多忙な中、用意して下さったようです。有り難いです。
そのあと控え室で他の受賞者さまがたへの表彰があり、
最後は客席へ移動して、大江健三郎さんのスピーチを聴いて帰宅しました。
大江さんの講演はファンが多く、立ち見の方もいらっしゃったようです。
前の関係者席が空席になっていたため、大江さんは
「後ろの立っていらっしゃる方は、よかったら前に起こし下さい。
関係者席に空席がありますので、
だいたい偉い人っていうのは、来ないもんなんですよ」と会場に笑いを起こしていました。
この式典は糸賀一雄氏の功績を後へと語り継ぐ意味も込めて開催されています。
そこに関われて、学ぶこともあって、嬉しいことも多くて、
糸賀氏はすでに亡くなられている方なのですが、
それでも私の恩人になって下さった方だと思っています。
「この子らを世の光に」という言葉の強さ、意味、そこに込められた希望。
それら意志を引き継いだ人たちがいて、そしてこうやって、
「とらきちってどんなねこ?」を絵本として、この世界に作り出して下さいました。
感謝しかありません。
これからも糸賀氏の残した光が誰かの光になっていくよう、願っています。
(追記)
式典が終わったあと、会場に居る皆さんが、
スッキリした笑顔でいらっしゃったので、本当に素敵な式典だったんだなと
成功に終わったんだなと。私も嬉しく思いました。
本当に楽しい一日でした!