退学して
目的も何も無く
母さんが借りた家に住む
高校から編入を
散々進められたが
生活すら危ういため断った
弟も妹達も義父も
誰もいない
母さんは新しい生活を
スタートさせていた
母さんと二人の生活が始まる
心も体もズタボロだった
あれだけズタボロだった母さんに
「ボロ雑巾かよ」
と笑われた
完全に荒んだ
逃げた彼には
別れようと一応連絡をすると
大泣きして
「別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない別れたくない…」
と
キチ○イのように連呼された
呪われた気分になるので
そのまま電話を切る
その後も何百回と電話が鳴る
電源もしばらく落とす
やべーな、こいつ
離れると異常さが浮き彫りとなった
アルバイトもしたいが
まだ年齢的に厳しい
なにもない
母さんは生活が完全に安定したら
弟を迎えると言う
施設に面会も何度か行った
妹達とも二回ほど面会した
しばらくすると
義父が刑務所から出てきたと
聞かされる
刑務所!?
薬物で捕まっていた
母さんも私が中学のときに
義父を呼ぶために拘留されていた
と聞かされる
入院中だと言っていた期間は
拘留だった
子供達もそのために
施設へ行ったとも
田舎にいても
母さん達の生活は変わってなかったことを知る