後世に『生』と『血』を残していく意味の巻 | 将軍様ラスカルのメロンエナジースパーキング!!

後世に『生』と『血』を残していく意味の巻

なんか重いタイトルですまんぬ。俺、そんなタイトル語れるほど立派に生きちゃいないのに。

今日は雨が降ってタウンメイト様に乗れなかったんで、おとなしくDVD観賞。

観た映画は『夕凪の街 桜の国』。

以前から気になっていた作品。原作はこうの文世さんの漫画から。夕凪の街、桜の国と過去、現在と物語は二部として綴られていく。

舞台は広島。原爆投下十数年後。生き残った女性の生と幸せへの苦悩、短い生涯を描く。

そして現代。その亡くなった女性の弟は家庭を持ち普通に暮らしていた。そして忽然と家を出て広島へと里帰りをする。そして娘がこっそり友人と尾行し、父を追って広島へ向かう。

それは亡くなった姉の50回忌だった。

原爆作品というと反戦といったテーマが多いがこの作品は違ったアプローチだ。事実、戦争を描いたシーンはほんのわずかだ。

被爆者の生きていく上での社会的立場や苦悩、ハンディ。人とのつながり、家族のルーツを描くこの作品は観ていて重くならず、とても心温まる優しい気持ちになれる作品だった。

生きていれば誰にも幸せになる権利がある。って事かもしれない。

良作でした!!

(・ω・)ノシ