前の記事もそうなのですが、今まで書いた内容と重複している箇所があると思います、すみません
この記事では非浸潤癌の私が抗がん剤治療をすることになった根拠について書きたいと思います。
以前にも何度かこれについては記事にしてきたと思いますが、新たに分かったことや思ったことなどがありますので、記録します。
まず、非浸潤癌は乳管内に癌が止まっている状態なので、遠隔転移はしないとされています。
なので抗がん剤をする必要はないというのが標準だと思います。
温存手術などの場合は放射線治療をする方がいると思います。
私の場合は、乳頭を残していて、術後の病理で断端陽性だったので放射線治療をしています。
さて、手術をした方は皆さんそうだと思うのですが、手術で取り出した組織を病理検査で詳しく調べます。
主治医から聞いた話では、取り出した組織を5ミリにスライスして表面を顕微鏡で見るそうです。
この病理検査の結果が出て初めて、病名が確定します。
私も病理の結果次第では浸潤癌になるかもしれないと言われていました。
結果は大丈夫でしたが、主治医の説明では『5ミリ』の中に2ミリとか3ミリの浸潤癌があったらどうなるのか?ということです。
それを聞いた時に初めは『主治医、気にしすぎなんじゃないの~?
』と思ったりもしましたが、確かに怖い話です。
私の非浸潤癌は3センチの広範囲に広がっていましたし、見つけられなかった浸潤癌があってもおかしくないのかもと思いました。
非浸潤と診断されたからと言って、絶対に転移しないとは言い切れなくなってしまいました。
実際に主治医には「非浸潤と診断されても再発、転移した人はいるんだよ」と言われました
非浸潤という診断が間違っていたか、手術で取り残しがあったのか、だと思います。
あとはトリプルネガティブだというのも大きな要因です。
トリプルネガティブとはホルモンが関係しない発がんのメカニズムをもつ乳がんです。
つまりホルモン治療が効かない乳がんということです。
なのでやるなら抗がん剤しかないよ~ってな感じです。
これらが原因となって、私は抗がん剤治療をしました。
以前の記事と重複してたり、違っていたりしますが、今の考えをまとめました。
今、こんなに元気なので抗がん剤も放射線治療もやって良かったと思っています。
治療はし尽くしたので、『やるだけのことはやった!』と精神的に楽に生活できてる気がします。
もしも再発、転移して『あの時治療していれば…』なんて後悔は一番したくないですからね