これまた今さらなんですが、非浸潤癌について考えてみたいと思います。
実は最近の検索ワードを見てみると『非浸潤 抗がん剤』などの気になる組合せが増えました。
もしかしたら私と同じで非浸潤で抗がん剤をする人がいるのかもしれませんね。
その方々のためになるかどうかはわかりませんが、主治医に聞いたことや私なりに調べたことや体験したことを振り返りたいと思います
まず非浸潤と浸潤の違いを私の言葉で簡単に表します。
『癌が乳管内にとどまっているのが非浸潤癌、乳管を破って癌が外に出ているのが浸潤癌』
浸潤するとシコリになりますが、非浸潤だとまだシコリにはなっていない状態です。
浸潤すると遠隔転移をすると言われています。
私は非浸潤だったので、実はシコリがどれくらい硬いのかや指に触れるとどんな感じなのかがわかりません
ただ私は非浸潤のまま3センチ以上癌が広がっていました。
MRIの画像では左右の差は明らかでした。
癌だった左胸は乳腺が白く稲妻が走っているかの様にハッキリ映っていました。
乳管内が癌でいっぱいになっている状態だったのだと思います。
ただ、左右の胸がこれだけ違っていてもシコリが映らないので癌とは診断されず、私は針生検に進みました。
主治医の説明では、非浸潤のままここまで大きくなるのは稀で、ひとたび非浸潤癌が浸潤し始めるとあっと言う間に大きなシコリになるというようなことを言われました。
体感的にもそれはちょっとわかる気がしたので、ものすごく怖かったです。
私は左胸に違和感を感じてから半年くらいで非浸潤癌は3センチ程になっていました。
乳がんは必ず非浸潤の状態から始まります。
私は半年で癌が広がった様な気がしていますが、数年前からきっと非浸潤癌は静かに進行していたんだと思います。
幸い私は非浸潤癌がすぐには浸潤しなかったということです。
非浸潤癌はCTやエコー、MRIでもなかなかわからず、見つけるのは簡単ではありません。
そして私は非浸潤癌の状態で見つかってラッキーだったと手放しに喜べれば良かったのですが、そういうわけにもいきませんでした
結局私は、抗がん剤治療や放射線治療など浸潤癌の人と同じような治療をしたわけですからね。
長文になってしまいましたので、私が抗がん剤治療をすることになった原因などは次の記事にしたいと思います