この前、近藤先生がテレビに出ているのを観て思い出しました。

私は手術前に近藤先生の本を読みました…立ち読みで。

『医者に殺されない47の心得』ですね。

正直、とっても混乱しました。

手術が怖い、逃げたいなんて思っている時にこの本を読んじゃうとやっぱ手術やめよかな、なんて思うんですよ。

それで横にあった『「医療否定本」に殺されないための48の真実』を買いました。

なんかまんまと罠にハマっている気がしますが…。

いろんな意見を参考にして冷静に考えました。

手術は確かに怖い。

でもこの硬くなって違和感ありありの左乳を手術以外で治すことはできないなという結論に至りました。

癌があろうがなかろうが関係なくて、これは切らないとダメでしょ…この左乳のまま生活するのは辛いって思いました。

近藤先生のように世の中の流れと逆のことを言ってくれる人がいると自分の考えが本当に正しいのか?と考えさせられます。

「私に手術は必要か?」

「私に抗がん剤治療は必要か?」

「私に放射線治療は必要か?」

「私に休薬週は必要か?」

「私にこの薬は必要か?」

「私は医者のいいなりになっていないか?」

自分に必要か?って考えるのは当たり前なんですけど、癌になって混乱してる時って客観的になれなかったりして判断が鈍るような気がします。

命に関わることですからこればっかりは「なんとなく」とか「医者がこうしろって言ったから」では後悔することになると思います。

その上、医師は「手術は3ヶ月は待てない」とか「抗がん剤は今やらないと効き目がない」などとプレッシャーをかけてきます。

急かされて混乱している中で後悔しない判断して、答えを出すことは簡単ではないと思います。

私の場合は、あの本のおかげで違った視点で考えられた気がします。

そして強い気持ちで手術に臨めました。

あの番組の最後に近藤先生が言っていた言葉に全てが集約されている気がします。

「これが最善だと思えるところまで納得してほしい…」

自分が最善だと思える治療がその人にとって一番の治療法なんだと思います。

まあ、私の勝手な解釈ですけど。

とりあえずもう一度あの本を読んでみようかなと思いました。

今は手術も抗がん剤もしちゃってるし、後の祭りさ~って感じでにひひ