さっきお風呂に入って、手術した左乳を見たらなんか黒ずんでるような気がして気になった。

そういえば退院直後に患部の皮膚の感覚がないくせにゴシゴシ洗って出血してから怖くてあんまりキレイに洗ってないからかも…。

案の定…洗ったらアカが出てきたショック!

なんか久々に患部を見ていて思い出した。


手術前日の病院のシャワー室でのこと。

左乳に「ありがとう」って感謝したこと。

娘に母乳を飲ませることができてよかったよって、娘を寝かせるときも泣きやませるときも私はおっぱいに頼ってしまって酷使してしまったのかもって反省もした。

でもシャワー室で一人で「ありがとう」って声に出したら泣きそうになって、今さら泣くもんかって涙を堪えたことも思い出した。

髪や爪を切るのとは違うし、出産の後にこっそり見せてもらった胎盤とも違う。

役目が終わったんだね~、なんて簡単に言える感じじゃなかったんだよね。

やっぱり女の私にとって大切なものなんだと思う。

病理検査の結果を聞きに主治医の診察を受けに行った時にパソコンの画面に左乳から取り出した乳腺の、というか赤い塊の写真が映ってた。

それを見ながらの説明はなかったけど直視できなかった。

胎盤の時はナマで興味津々で観察できたんだけどな。

今はぺっちゃんこの左乳も見慣れて再建しなくてもいいかなって思うくらい立派だけど、その時は真剣に考えてたんだよね。

ちょっと前の話だけど…今じゃハゲ頭にも慣れてきちゃって。

やっぱり慣れってコワイわぁ~ドクロ