観てきました。
噂の『CATS』。

いま、電車の中でチマチマ打ってますが、その前にざっくり感想をさらい、一人で大笑いしています。

褒めるのが暗黙のマナーみたいになっている映画レビューの中、容赦ない酷評の数々、もう清々しいです!
映画観てから、酷評を読むと電車の中でも顔がにやけて仕方ないくらい笑えますから、これは、観てもいいかもしれませんよ? みなさま、つっこみが的確過ぎる! わはは! 清々しい! この愉快さ、最高!

ただ、ミュージカル属性がないと、完璧に振り落とされます。四季版は、観ておくと安全です。しかし、好き過ぎると、怒りが湧くかもしれません。
かなり作品世界に忠実、契約ガチガチなんでしょうね、逆に縛りのキツイ中、よくがんばりました、という気がします。

私は、劇団四季版、去年やっと観ました。で、1981年の作品を今も演じる大変さを感じました。もう振り付けとか古過ぎて、出演者が生まれる前の作品をロングランする意味を考えてしまいました。38年前ですよー? もう浅利さんも、いらっしゃらないのに!

で、四季版と映画版、かなり少数派と知りつつ、主張させていただきます。私は、映画版に軍配を上げます。なぜなら、1981年のスピリットを感じるからです。

四季版を見ると、本当に古さが気になります。
振り付けは、武富士のCMを連想しちゃいますし、まあ、このたとえも通じないと思いますが。昭和なんですよ。平成、令和なのに、昭和! バブル期の悪どさを思い出します。

映画版は、ホラーでカルト。しかし、だから時代のズレは薄れます。たぶん、振り付けにも制約が入っていると感じますが、古く見せないように頑張ってます。

猫ボディスーツは、身体が出来てないと着られないよね、このメイク、肌は何時間持つんだろう? 足元にミルクこぼして、滑らないのかな? CGかな?みたいな制作の苦労に意識が向きます。で、基本怖い。キレイなコ、カッコイイ人たちなのはずなのに、怖い。最近流行りの異世界転生で出会う亜人でいいかと、脳内設定して、逃げ切りました。

四季版を一回しか観てないので、間違っているかもですが、ナンバーの順番の入れ替え、新ナンバーあり、で大丈夫でしょうか? 
新ナンバーで、テーマが現代に寄りました。視点を白猫にしたことで、目が泳がずに済みます。監督、頑張ってます。

なんで映画化しようと思っちゃった?ですが、ファイトは買います。よく頑張ったし、原作に忠実だし、日本に配給するビジネスまでに頑張った人たちがいますよね!


星座で言えば、何座かなー?
観ながら、ずっと考えていて。

やはり獅子座かな?と思いました。猫科だからじゃないですよ(笑)。

カルト映画とはいえ、いや、カルト認定もどうかですが、他に言いようがない! エンターテインメントであることは間違いないです。ただ、万人受けはしにくい、子供は泣く、悪夢にうなされるかもしれない。けれど、ブレない力で世界を作り上げたこと、間違いなく、CATSの世界です。

華やかさ、アピール力、成功者、王者の属性も、獅子座さんですが、己の信じる道を行くのも、やはり獅子座さんです。

ミュージカルに感動し、それを映像に残したいと願った人がいたのかなー?
リアルタイム、ファーストキャストには間に合わず、30年以上かかってしまったのかもしれません。映像だと怖いけど、舞台でも、あんなんですよ。いや、メイク濃いけど。

ぼんやり思ったのは、映画なら子猫は子役にやらせればいいのに、でした。ただ、振り付けも縛りがあり、子役にはならないんでしょうねー。
大人の事情、果敢なチャレンジを感じます。

で、見ながら、うちの猫たちに会いたくなりましたから、猫度は、それなりに高いですよ。子猫をギュッとしたくなるし、成猫とごっつんしたくなります。

……楽しんでんじゃん!(笑)

泥棒猫たちと鉄道猫が、私好みでした。泥棒猫、かわゆい。