おはようございます。
まもなく、山羊座のエリアの中で、
太陽と土星と冥王星がキレイに重なっていきます。
水星も、ちょろっと絡んできます。
また、木星も山羊座を運行しています。
一言でいえば、山羊座祭り。
12年後、再び、木星が山羊座を運行する時には、大きな惑星はもうバラけていて、同じ配置にはなりません。一生に一度、ここが極みです。
キナくさいムード、緊張が高まり、締め付けがキツくなり……。
一点集中の全体主義、わかりやすいヒエラルキーで物事が動きます。
が、今週がピークで、次のステージへ向かっていきます。
山羊座には、権力志向、面子にこだわるという側面があるのですが、そっちじゃなくて、公共性、大勢の人の幸せ、そして、人間的な円熟に光が当たるといいなと願っています。
大きな力は、良識と制限をもって使わなくてはなりません。
大きな力に酔ってしまうと、その先に待つのは、滅びです。
もっとも高い位置にある人が、もっとも献身的な精神を持つ……。
個を離れて、全体のために動く。
その全体も、身内ではなく、もっと広い世界を包む……。
だんだん宗教っぽい感じになって……。
ああ、山羊座の前段階の射手座は、信仰も司ります。
なるほど、だから、そこが激化して、今につながってくるのですね。
なかなか面白い。
山羊座木星期(木星が山羊座を運行する2020年の基本運勢)を乗り切るポイントは、「俯瞰」です。
全体を見る、客観性を持つこと。
自分がどう感じるか、
自分がどう考えるか、
どなたも世界の中心にご自分があるから、そこから離れられないし、すごく大事なのですけれど。
あなたというフィルターを通して、全体がどう見えるか、
世の中をよくするには何が出来るか。
個人の幸せを明け渡して、公に寄せていく……。
視野や器を広げていく。
戦争の逆を行く。
戦争は、お国のために、愛する人のために戦いますよね。
武器ではなく、尊敬や理解を持って和解に向かう……。
言うは易しなんですけれど。
山羊座生まれのみなさまに、山羊座生まれの占い師が感じることをお伝えすると、「幸運を独り占めしてはいけない」です。
本来、山羊座さんは、公共性が高い生まれなのです。
世のため、人のため、そうね、自分でもピンとこないですけれど、
偉人のように生きると映える星座です。
偉人って、だいたい、苦労しているし、不遇だし、つらそうですけれど、絶対に信念を捨てませんよね? そして、人が出来ないことを成し遂げます。彼らは、個人の幸せよりも、理想の実現を優先します。ホームドラマではなく、ヒューマンドラマ、社会派なのです。
山羊座の幸運は、そこにあります。
いわゆる贅沢、ウエーイみたいなところではなく、
「立派な人」、「あなたのおかげで」、「助かりました」の基盤を作る所にあるのです。
だから、ごく個人的な願望なんて、小さいのです。
欲しいものが手に入った、贅沢が出来た、得をした、モテた、人気が出た……、それは、過程であってゴールではありません。
山羊座は古き良き時代に属する星座です。
時代は、この先、水瓶座へ移っていき、私たちは、ちょっと古臭いもの、時代遅れなものになっていくのです。でも、変わっていく世界の中で、「あの時がよかった」、「幸せだった」、「時間が止まればよかったのに」と多くの人の心の原点になることは可能です。
たとえば、江戸時代、文明開化の明治の世、大正浪漫に東京オリンピック!(まさかの二度目!)、あるいは、銀幕スターたちの時代、「あの頃はよかった」がありますよね?
思い出の中でこそ、素晴らしい最高!ですが、リアルに当時を生きていたら、その時にはその時なりの苦しさ、つらさ、理不尽があるはずですが、振り返ってみると、「よい時代」です。
そういう心の拠り所、基盤、生きる基準みたいなものに関わっていくのが、山羊座です。
人としての円熟、器の大きさ、時の流れに負けないもの、
この一週間、そして、これから約1年の大きいテーマです。
この時代をご一緒出来る面白さ、楽しさ、これは、特別なものだと感じます。
では、山羊座祭一週間、素晴らしいことがたくさん起こりますように。