本日は、リブログ祭! 


あるお仕事でご一緒させていただいた犬養ヒロ先生(いつかお目にかかりたい!)が、「劇場版ダーウィンが来た!」の公式ガイドブックにも描かれていると知り、映画100本チャレンジ中、これは、見なきゃ!と思いました。

しかし、集中して映画を見始めると、映画を映画館で見るは、すごく大変なこととわかってきます。まず、時間の確保が大変です。また、上映時間がランダム&ギリギリにしか出ないことが多いため、時間と場所のパズルみたいになってくるんですよ。銀座でアレ見て、有楽町でコレ見て、わあ、これは大森に行かなきゃ! ぎゃあ、横浜かい? 吉祥寺で満席? くー! 渋谷行くか、みたいに!
ま、こんなにバタバタしてる人、あんまりいないと思いますが(笑)。

で、きょう、やっと思い立ち、自宅最寄りのシネコンで見ました。こちらのシネコン、わりと攻めたラインナップなので、いつか「素晴らしいですね」とエライ人に伝えたいと思ってました。で、きょうは、絶好のチャンスが巡ってきたのです。マネージャーと名札をつけた人が、チケット発券してくださいました。言いたい! 感動を。伝えたい! 感謝を!  しかし、マネージャーが発券カウンターにいるくらいですから、混んでいるんですよ。おばちゃん力で、語りかけたかったのをグッとこらえました。

マネージャーさん、大変な働き者でした。チケット発券後、トイレに行き、フードカウンターに並んだら、そこでも、ポップコーンを出してました。え、さっき、チケット発券カウンターにいたのに? 

上の人が、骨惜しみなく働く環境はいいですね!

あれ? 枕が長くなりました。

劇場版ダーウィンが来た!の話です!

「テレビでいいじゃん」
あるいは
「子供向けでしょ?」

そう思いますよね?

違うんだな! 私も、思い違いをしていたクチでした。これ、大人にこそ、響く作品ですよ。

泣く! これは、泣く!
年末から28本見て、初泣きですよ。ポロポロ涙が落ちてきます。で、涙で終わりませんから! ファミリー映画、天下のNHK、超安心仕様です。

生きづらさを感じている方に、オススメします。

オススメポイント
1、大自然の美しさ
2、野生の動物の生命力
3、野生の動物を見守る研究者、撮影チームの意思

単純に、サバンナ広い! ライオン、すごい! ライオン、猫科! みたいなのも、アリなんですが。

私たちが社会の中で感じている辛さ、苦しさ、迷い、ためらいなどが、サバンナやジャングルにもあるとわかります。編集の力もあるとは思うんだけど、まあ、いいね!
ルールや基準が違うだけで、持てる者、持たざる者の貧富の差もあります。が、持たざる者が生き延びていきます。不器用に、必死に。やがて、逞しさ、しなやかさを身につけていくのです。

野生動物たちに出来ることを、私たちは、理屈を捏ね、逃げ道を作り、文句を垂れ、放棄している気がするんです。社会が悪い、生まれが不幸だった、背負うものが違う、才能がない、運がない、所詮、私なんて……
しゃらくさい! 配られたカードで勝負しようぜ!

見終わり、いい章月になりましたよ。

撮影チーム、研究チームは、きっとたくさんの死に立ち合っていると感じます。現実は、切り取られた世界ほど、統合性は取れてないだろうし、残酷で過酷でしょう。研究、撮影に携わる方は、おそらく、快適さから遠い暮らしをなさっているでしょう。夜間の動物たちの生態が、昼間のようにクリアに観察出来るまでに、どれほどの時間とご苦労があったか。高い技術と強い意思の力にも、励まされます。高性能のカメラで捉えられる世界は、現場ではきっと、真っ暗闇、猛獣の気配だけ、生身の人間が体を張って、見せてくれた奇跡の記録です。

生き辛さを感じているなら、お役に立つかもしれません。肉食動物の命は、草食動物の死によって、賄われていきます。男女の役割、不足への工夫、いろいろ学びがあります。シンママ、ワンオペの大変さ、ライオンとシェア出来ますよ! 言ってる意味わからないと思いますが、なんだかもう、いいんですよ。

熱く語ってしました! いや、よかったんですよ!


ただ、働き者のマネージャーがいるうちのご近所シネコンのグッズ売り場はあまり機能してませんでした。落ち着いてみたら、あるいは、あるのかなー?
公式ガイドブックは、探してみようと思いまーす!