一気に秋が来たような今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

大雨の影響で、大変な思いをなさっているみなさま、どうぞ、一日も早く、日常に戻れますように。心よりお祈り申し上げます。

 

喘息の症状が出ている私は、麻油鶏の模索を続けております。

こちら、簡単に言えば、黒ゴマ油でショウガを炒め、焼いた骨つきの鶏を入れて、日本酒で煮込む……というスープなのですが。

ネットでレシピを見ると、ゴマ油大匙何杯の世界です。

が、鍼灸の先生は、お酒一升に対して、ゴマ油100ccとブログに書いていらして。100ccってさ!! 小さいゴマ油の瓶の半分ですからね? 相当ですぜ?

かくして、我が家では、「油汁」と呼ばれております。なんだ、油汁って。油汗じゃないですよ!!!

 

とりあえず、一回目は、素直に100ccでやってみました。
材料を見て、ついつい、塩と長ネギを足してしまったのですが、薬効としては、どちらもNGだそうです(ネット情報)。

塩は、スープを苦くし、長ネギはスープの温める効果を妨げるそうです。

ただ、まあ、「黒ゴマ油、ショウガ、鶏肉、お酒」と来たら、「塩」、「長ネギ」を入れたくなる気持ちは、わかっていただけるのではないかと。初めて作るのに、何アレンジしているんだ?もありますが。

 

で、確かに、苦くなりました。順調に苦いのです。
でも、体はめちゃくちゃ温まったので、「コレは、正しく作ればいいんじゃないか?」になりました。

 

二度目は、残りのゴマ油を全部使い切り、鶏肉にキレイに焼き色がつかず、鶏肉待ちをしていたら、ショウガを炒め過ぎたようです。

三度目は、「いくらなんでも、ゴマ油多過ぎだろう」で、減らしてみたら、別物になりました。

 

昨日、先生にお会いしたので、「本当に100ccですか?」と伺って、「そうですよ」って教えていただいたので、きょうもまた作ってみました。鶏肉は、フライパンなどで炒めるのは諦めて、さくっとオーブントースターで焼きます。うう、塩を振りたいけれど、ガマン!

 

で、ようやく完成したのですが。

「ああ、きっと、こういう味なんだろうなあ」の落としどころに近づいた気がします。

 

ついでに、「ショウガとクコの実とナツメ」を煮詰めるというのもやってみたのですが、作る段になって、「ん? コレ、水から? お湯から?」で躓きました。
また、正確な分量もよくわからないので、「ナツメ6、クコの実12でいくか」と適当にゲンを担いでみまして。(どうも、6と12がよい数字っぽいですよ)

 

「うん、ショウガ汁」が出来上がりました。

ショウガは、水からでもよさそうですよねえ。クコの実はなんとなく、お湯からな気配があります(なんとなくです)。

ナツメは、全然お湯に馴染んでなかったので、本当に煮出されているのか、よくわからないです。

 

今度、ちゃんと聞いてきまーす・

とりあえず、やってみるのが、私のいいところさ!

 

しかし、遠い昔、漢方薬を作った人とか、西洋の魔女とかは、こういうレシピを試行錯誤で作り上げたでしょうね。

ジオマンシーのときに、「天気が荒れているときにはやらない」と書かれた一文にしびれたように、「薬効を狙うなら、塩は入れない」レシピにもまた、しびれます。

 

そういうルール、私のツボみたいです。

あ! あと、麻油鶏は、うまい酒で作ること。本来の台湾のレシピでは、日本酒じゃないみたいですけれど(台湾だしね)、日本酒、おいしいです。で、いいお酒で作ると、味が違います。ありがとう、酒造さん。
おいしいやつ、作れるように精進しまーす!