12月11日は、胃腸の日、ブルキナファソの独立記念日、アルゼンチンのタンゴの日、沢庵忌。
国際山岳で―、ユニセフ創立記念日、

■12月11日の物語
こだわりの喫茶店。シンボルは、一本の木から造られた見事なカウンター。使いこまれ、飴色になっています。サイフォンが並び、選び抜かれた豆が挽かれています。静寂の中の安らぎ。常連客はすべてをわきまえて、重い思い、居心地のいい場所に陣取り、自分の世界に没頭しています。そこに人がいるのに、まるで誰もいないような不思議な空間。時計の針だけが、時の経過を告げます。穏やかな日差しが差し込む師走のエアポケットです。

■12月11日生まれのあなた
天は、あなたに二物を与えたようです。ひとつは、型にハマらない才能ときらめき。もうひとつは、それを統合する健やかな理性です。直感的にひらめき、物事の本質をつかみますが、残念なことに、そのままでは誰にも伝わりません。噛み砕いて、言い方を工夫して、やっとなんとなくわかってもらえるか。天才は理解されがたいのです。だから、あなたは、ツメを隠します。本当の答えは出ていても、気づかないふり、わからないふりをして、まわりに合わせていくでしょう。そうやって、平凡なヴェールを被ることで、もっとも傷を浅くしようと考えます。けれど、弊害も生まれます。本来の自分をあなた自身が忘れてしまうのです。こだわりを捨てて、一般ウケするものを選び、鋭い感性にフタをして鈍感なフリをしているうちに、俗に染まってしまうのです。後は、無難な借り物の人生を生きることになるでしょう。もしも、心のどこかで抵抗を覚えるなら、理性の制止を振り切って、素の部分を出していく訓練をしなければならないでしょう。ご自身の中の偏りを認め、譲れないものを譲れないという勇気を取り戻し、生き直すのです。理性に人格を譲らずに、道具として使いこなす決心をしましょう。

■12月11日生まれの人とつきあうには……
この人はここにいるべき人ではない。そんな風に感じたことはありませんか? 同じ組織やグループに所属しているのに、どこか異邦人感があります。人とのかかわりあいにおいても、どんなに親しくなっても、本当に深くは交わらないような見えない境界を感じるのでは? 感覚的に、どこか遠い人なのです。そのせいでしょうか? 誘いにOKをもらうと、なんだか嬉しくなってしまうのは。一緒に過ごせる時間が貴重なものに感じられるはず。
自由でいたい人なのです。縛られるのも縛るのも、どちらも好きではありません。わずらわしい思いをするなら、その問題を根こそぎ切り捨てるような極端さも持っています。ただ、表面的な割り切りがすべてかといえば、そうではなさそう。予想外に心を痛めていたり、悩んだりすることもあります。人には見せませんし、悟られたがりませんが。うまくいかなくても仕方がないという前提で動いています。信じさせられるかは、あなたの腕次第。

12月11日生まれのあなた
お誕生日おめでとうございます。素晴らしい1日、そして、続く1年をお迎えください。