12月6日は、双子座の満月21時27分。姉の日、音の日、シンフォニー記念日、ラジオアイソトープの日。
フィンランドの独立記念日、スペインの憲法記念日、ミラの聖ニコラウスの祝日。黄門忌。

■12月6日の物語
天窓のある家。天井は高く引き上げられ、明かり取りの窓があります。そこからのぞくのは、大きな満月。冴え冴えと冬の夜を明るく照らします。冷えた体をなんとかベッドに押しこみ、つかの間の休息を取ろうとした住人も、思いがけない輝きに見とれ、しばしば疲れを忘れます。月の光は影を生み、なんだか部屋の中にあるすべての物にかりそめの命が宿ったように見えます。夜と昼、こちらとあちら、夢幻の影絵の中で夜が更けていきます。

■12月6日生まれのあなた
柔らかな感性を持ち、平和主義者です。けれど、争い事を嫌うというよりも、争う意味が見いだせないというほうが近いかもしれません。なぜなら、あなたはどんな人の言い分も正しく理解するからです。正義はひとつだけではないし、同じものを見ても複数の観方が存在することを知っているのです。ただ、感覚的につかんでいてわかっていますが、まだ、人に説明するほどきちんと消化してはいないようです。だから、もどかしく、はがゆいのです。こちらを立てれば、あちらが立たず……、そんな風に、人や物事の板挟みになってしまうことが多いでしょう。何をしていても、不完全燃焼な感覚が消えないかもしれません。思い切って、間に入ることをやめてしまってはいかがでしょうか? まわりの人は、放っておくのです。誤解があっても、それはそれ、対立が生まれても、当人たちに任せて、ノータッチでいきましょう。そうやって、何もしないこと、関わらないことは、最初のうちはあなたにとって苦痛かもしれませんが、やがて、何物にも代えがたい解放感に気づくでしょう。これまでどれほど他人の問題に振り回されていたかがわかれば、あとは、ご自身の希望で未来を満たしていけるのです。

■12月6日生まれの人とつきあうには……
懐が深く、親しくなることに喜びが生じるでしょう。仲良くつきあえばつきあうほど奥行きがあることに気づき、もっと知りたくなるでしょう。ただ、どこまでいっても、底がありません。フレンドリーで感じがよく、温かいのですが、本音のようなものに突き当たらないのです。言い換えれば、欠点が見えてこないというのでしょうか? 非常に計算された快適さに包まれて、どこか甘えきれないようなルールが感じられるでしょう。たとえば、居心地のよいカフェに似ています。何時間でもいていいのですが、泊まることは出来ません。そんなきっぱりとしたルールがあり、それはつきあう側が察して飲みこまなくはいけないのです。だから、一度ノーと言われたら、それは、やっぱりノーなのです。粘れば、イエスに転換することも出来ますが、お互いに思うような着地は出来ないでしょう。意見や生き方を尊重し、譲りあえる部分、わかりあえるところでつきあうのがよさそうです。

12月6日生まれのあなた
お誕生日おめでとうございます。素晴らしい1日、そして、続く1年をお迎えください。