11月13日は、うるしの日、茨城県民の日、消費者がつくったシャンプー記念日、いいひざの日。空也忌。

■11月13日の物語
モノ作りの現場。かつては厳しい親方がいて、弟子は勝手な真似は許されませんでした。伝統を継承していく、技術は盗んでモノにする、そうやって、本物が生み出され、世の中に送り出されていたのです。ところが、価値あるものが使い捨てのものと混在する時代がやってきました。手間をかけ、心をこめて作った一生物よりも数回使えば変質する安物が選ばれてしまうのです。意匠を変え、イメージを変え、生き残らなくてはなりません。

■11月13日生まれのあなた
あなたの中にあるのは、潔さです。線引きがハッキリしていて、切り替えが早いでしょう。客観性が強く、合理的に世界を捉えています。だから、諦めも早いのです。ダメなものはダメ、見切ったら、振り向きません。それが冷たさとそしられることも多いのですが、実際は、人一倍心を痛めています。救えるものなら救いたい、続けられるものならば続けたい、でも、手だてがないから、終わらせるしかない。そんなジャッジが誰よりも早いせい。最終的には、あなたの判断の正しさが証明されるのですが、理解を得るには、時間がかかるかもしれません。言い換えれば、世間よりも少し先を歩いているということかもしれません。スピード感が違い、距離感が違い、見えている世界が違います。だから、ちょっとだけ親切に、人に寄り添った言葉を添えていくと、風当たりはだいぶ変わってくるでしょう。たとえば、「アレはダメだ」を「何かいい手があるといいね」的に。あなたが答えを出さなくていいのです。人に委ね、希望を持たせる言い方を心掛けていきましょう。その結果、ムダに思える協力を求められるかもしれませんが、応じてみてください。視点を変えることで、可能性が広がるかもしれません。

■11月13日生まれの人とつきあうには……
シャープでクリア、透明感がある人です。際立つのは、潔癖さでしょうか。間違いは許さないし、ムダも嫌います。だから、集団には馴染みにくいでしょう。もしも、あなたが、11月13日生まれの人を指導する立場だとしたら、正攻法では手こずるかもしれません。個人主義者ですから、いくら職場やチームの慣例といっても、恒例行事に参加しない、人のサポートに回るのを拒む的な問題が起こりやすいからです。頭がよいため、やらない理由は、至極もっとも。まともに論破しようとしたら、間違いなく返り討ちに合います。一番よいのは、最初の段階で条件付けしていくことでしょう。最良のタイミングを逃したら、説得は難しいはず。力づくで押しつけるよりも、相手の言い分を検討して、妥協案を提示するのがよいかもしれません。こちらが譲歩すれば、鉄壁のガードも緩みますから。恋人や親友としては、クセも実もあるタイプ。パターンを飲み込めば、関係は安泰です。

11月13日生まれのあなた
お誕生日おめでとうございます。素晴らしい1日、そして、続く1年をお迎えください。