2014年9月11日は、二百二十日。立春から数えて、220日目で台風の特異日です。警察相談の日、公衆電話の日。
アルゼンチンでは、教師の日、スペインカタルーニャ州ではナショナルデー、アメリカ合衆国の愛国者の日、緊急番号の日。

■9月11日の物語
理想を現実化していくための人材を養成するための施設に、立派な門が建てられました。人々は、夢と期待を胸に抱いて、その下を潜っていきます。その日のカリキュラムが終わると、心地よい疲れと満足感と共に、再びそこを通り抜けて、おのおのの日常に戻っていくのです。時間が来れば開かれ、また、終われば閉じられます。無用な者を排除し、純真な目的を持った者だけを受け入れます。ひとつの境であり、守りであり、シンボルです。

■9月11日生まれのあなた
良識が規範となります。人として正しいかどうかが、行動指針になるのです。誰も見ていない、関係者しかいないなどの理由で特別にルール違反が許される状況になっても、決まりを破ることには抵抗があるでしょう。その場の空気に従って、特例として甘えさせてもらっても、その後もずっと記憶にひっかかり、あのとき、ズルをしてしまったと心に影を落とすこともありそうです。そうやって、どんなときでもきちんとしていたい背景には、表現しがたい浮遊感があるのかもしれません。地に足がつかない感覚、自分だけが違う世界から来たような違和感を持っているのではありませんか。表面的には、それなりにうまくやっていますから、人の間で浮いてしまうようなことはありませんが、体だけ置いて、心がふっと離れていくような感覚がありそうです。このため、自分を縛るような感じで、約束事は果たしていこうとするのでしょう。損とか得とかはどうでもよくて、気持ちが落ち着くか落ち着かないかが大事なのです。感覚が優れていて、イマジネーション豊か。アートや音楽などに親和性を持つでしょう。ハミ出すことを恐れなくなったとき、きっと持って生まれた大きな翼で羽ばたけるはず。

■9月11日生まれの人とつきあうには……
建前トークが得意です。リップサービスがすらっと出てきます。たまに空気が読めない人が、好意的な言葉を頼りに踏み込んでいくと、実に巧みに身をかわすでしょう。そんな反応を見て、「ああ、やっぱり社交辞令だったか」と確認することになりそうです。どこまで本音でどこから建前なのかは、見分けにくいはず。如才なく、感じよく、都合の悪い話題はスマートに違うテーマに切り替えていきます。まず、基本は、深入りをしないこと。それが、うまくつきあう秘訣でしょう。顔を合わせる機会が増えてくると、余計なサービスが削ぎ落とされてきます。たまには、不満や不機嫌を露わにすることもあるかもしれません。ここまで来れば、心を開いてもらったと考えてよいでしょう。こちらから個人的な話を打ち明けておくと、鉄壁のガードも崩れてきます。イメージとしては、野生動物に餌付けをするつもりで。親切にしつつ、無関心を装うことで、関係性が深まっていくでしょう。

9月11日生まれのあなた
お誕生日おめでとうございます。素晴らしい1日、そして、続く1年をお迎えください。