夢、よくご覧になりますか?
私は、基本的に忘れてしまいます。
たまに、意味深な夢を持ち帰ります。

今朝は、夢の中で占っていました。
時代は、現代ではなく、場所も、日本ではありません。
長いローブ、石造りの塔、暗い夜の森が広がります。
最後に、天王星のマークがポンッと飛び出てきて、そこで、パチッと目が覚めました。

これは、これまでにないタイプの夢です。
惑星の持つイメージから考えると、大きな変化が近いということでしょうか?
でも、これだけシンボリックですと、判断が難しいです。

天王星が発見されたのは、1781年3月13日。
発見者は、ウィリアム・ハーシェル。彼の名にちなんで、「ハーシェル」と呼ばれていたため、Hをアレンジした惑星記号になったそうです。wikiで、きょう初めて知りました!!!
へー、面白い!
何回か呼び方が変わり、ウラヌスで定着したのが、1850年。
ウラヌスは、ギリシャ神話の神。最初に天空をつかさどった神様で、ゼウスの祖父にあたります。
天王星が見つかるまでは、土星までの星で未来が占われていました。このため、それぞれの惑星を象徴する神々のルーツである父として、ウラヌスと名付けられたのでしょう。
ところが、その後、海王星、冥王星と発見は続くのですが。

ウラヌスは、母であるガイヤと親子婚をし、神々の王として君臨します。
ところが、鍛冶の神で単眼の巨人、キュクロープスと五十頭百手の巨人の姿をしたヘカトンケイルの兄弟たちが生まれたとき、あまりの醜さに耐えられなくなるのです。
ウラヌスは、彼らを冥界ハーデースのさらに下にあるタルタロスに幽閉します。
子供たちを取り上げられたガイヤは嘆き悲しみ、ウラヌスへの報復として、我が子クロノスにウラヌスの去勢を命じます。
壮絶ですね。

クロノスもまた、「我が子によって滅ぼされる」という予言に縛られ、子供が生まれる度に飲みこみ……、これはまた、別の物語へ続いていきます。
去勢されたウラヌスの陽物が海に浮かび、そこから……、これもまた、別の物語の始まりとなります。
去勢され、ガイヤに追われたウラヌスは、どうなったのでしょう。

占星術上では、惑星が発見されたときに、何が起こったかで、惑星の力が定義されます。
1781年になにがあったかといえば、ヨークタウンの戦いです。
独立宣言してからもなお、英国軍と戦っていた米国軍が勝利した年なのです。
世襲制を否定した新しい国の誕生、それが、天王星が見つかったタイミングで起こりました。

天王星の力は、変化や改革、理想、新システム、そして、反逆などを表します。
発見されたときの時代背景を考えますと、なるほどと腑に落ちるのではないでしょうか?

青緑色に見えるのは、上層大気にあるメタンが赤い色を吸収するせい。
公転していて、季節があると考えられているなんて、なんだか楽しいです。
さらに、昼と夜が42年周期とは! 地球の時間感覚とは、まるで違いますね。

というわけで、これまでよりもずっと天王星に詳しくなりました。

さて、私の見た天王星の夢、どう解釈するといいのでしょうね?
まあ、ゆっくり、なりゆきを楽しみたいと思います。