あ行

 

・IoBミドルウェア 新規領域 Internet of Brain の用語である。IoBミドルウェアは脳の神経回路にアクセスし、脳から抽出した情報をコンピューターや他人の脳に入力して情報共有するものである。
 

・アバター 情報通信網の仮想空間に作られた仮想的な人格のことである。

 

・インターネット・オブ・ブレイン(Internet of Brain) ムーンショット計画 目標1 は2050年に人と機械を融合させた次世代社会を構想している。人と機械の融合には従来では研究していなかった問題点が見つかった。人の顔形や身長が違うように脳や神経や感覚の電気信号は個性があり、計測して他人に流しても通じないなどである。それらの問題点はIoBインターフェース、IoBミドルウェア、IoBコア技術、IoB極低侵襲技術開発、共通基盤技術開発の5つの関心で解決する新規領域をIoBと呼んだ。

・イオン イオンは電子の過剰や欠如が電気的な偏りを持たせた物質である。イオン水は水に溶けて電気的な偏りを持ったミネラルのことである。イオン水は神経の中で移動してmV単位の電気を発生させている。

 

・イオンチャネル イオンチャネルは神経に使われる生体膜である。生体膜は内部が絶縁、外部が導電性のタンパク質であり、内部に電位を溜めておけるが外部を電気が流れるメカニズムである。各チャネルが単一、特定のミネラル類を透過させるようになっている。イオンチャネルは刺激を与えられると開閉するスイッチを持った扉になっている。扉は電位依存性(細胞の電位が一定以上になると開閉)、機械刺激依存性(振動を与えると開閉)、温度依存性(温度を上げると開閉)、漏洩チャネル(常時、特定のイオン水を減少させる)、リン酸化依存性(リン酸化を受容すると開閉)によってイオンを移動させている。

・IT(Information Technology) インターネットを中心とした情報技術のことである。

・IoT(Internet of Things) インターネットはパソコン間での情報通信である。パソコンの情報通信が家電や車などの機械にまで進んだものを言う。Thingsは様々なものを指し、エアコンやネットワークカメラなど家電製品、玄関ドアなどの住宅・建物、車がインターネットに接続する。

・エレクトロニック・ハラスメント(Electronic harassment) TI(Targeted Individuals)は電磁波や超音波など悪用して音声や映像を生体に見せる方法をエレクトロニック・ハラスメントと呼んでいる。

・医療工学 工学が病気を治療する目的に使われたものは医療工学と言う。医療工学にはMRIや放射線などの機械を医療器具とする。生体医工学は生体と拒絶反応が少ないプラチナやチタンや樹脂などの新素材、人工血液、人工骨、顔や歯や指の欠損を補う身体のパーツ各種、人工網膜、人工内耳、ペインコントロールなど病気の治療の為に神経工学の領域も含める。

か行

・顔認証 人はセンサで記録することができる。センサで記録したものは単なるデータ、通信情報である。通信情報はプログラムで処理され、フィルターをかけることで特定のものを抽出することができる。フィルターで抽出したデータは本人確認や特定の人物の追跡や電子ロックの解除などのプログラムと連続で動作させ高度に使われたものである。

・可視光 可視光はテラヘルツ帯の電磁波である。電磁波の一種であるが特定の分子を振動して発生する電磁波であり、光子と言われる。テラヘルツ帯は眼球の網膜にある細胞に反応して電気刺激を発生させる。可視光の周波数世帯である。赤(周波数;405-480 THz 波長:625-780 nm )、橙色(周波数;480-510 THz 波長:590-625 nm)、黄色(周波数;510-530 THz 波長:565-590 nm)、緑(周波数;530-600 THz波 長:500-565 nm)、水色(周波数;600-620 THz 波長:485-500 nm)、青(周波数:620-680 THz 波長:450-485 nm)、紫(周波数:680-790 THz 波長:380-450 nm)。

・可聴音 20Hz~20KHzの振動である。この振動は人の耳の中にある有毛細胞に反応して電気刺激を発生させる。

・経頭蓋磁気刺激法(けいとうがいじきしげきほう TMS:Transcranial Magnetic Stimulation) TMSは8字コイルに電流を流す。電流の流れるとコイルの周りに磁場ができる。コイルの周りの磁場が数cm先に誘導電流する装置である。コイル内電流は5~10kAであり、コイル周辺は2テスラ前後の磁場が生じる。TMSは5cm以内の箇所を誘導電流で刺激する。電磁場は距離の二乗逆比例測が当てはまるので「5^2=25 , 20,000÷25=800」。5cmの地点で800ガウスの磁場が体内に誘導電流すると考えられる。頭蓋骨と脳の間に脳膜があり、脳膜が絶縁性なので電気的に遮断されているが、磁場は絶縁体を通り抜けるので脳に誘導電流すると考えられる。

 

・機能局在 脳の働き方を説明する用語である。古来、脳は全体で動いていると考えられていた。感覚器官で知覚経験した電気信号は神経の延長先が特定の脳の箇所に繋がっているので、接合箇所が使われているに過ぎない。もしくは、猫の視神経を聴覚野に手術で接合すると、施術後の猫は障害物を避けて移動することができたので脳はどこに情報を流しても情報処理ができるという全体論の見方もある。骨伝導技術は外耳や顔周辺の骨を振動させ、顔の骨の振動は有毛細胞を振動させるので音を知覚すると思われていた。ところが、骨伝導は有毛細胞から遠い手足や首や胸に流しても音を聞くことができる。触覚から延長される脳の箇所でも音が聞くことができるような実験である。脳の活動を分析してみると目や耳や言語活動で使われる脳の活動箇所は限定されている。脳全体論に対して脳波部分で動いているという考え方を機能局在論という。ただ、脳の一点にシグナルを流しても何も感覚しないとされている。

 

・怪我 怪我は身体を破壊した進行具合である。怪我の進行具合は傷と創の種類がある。身体の表面を破壊したものは傷である。切り傷、擦過傷、火傷、打撲傷など。怪我が内部まで達したものは創である。刺創、銃創、咬創、杙創(よくそう、先の鈍いものが体内に侵入した怪我)、切創(鋭利な刃物で内部まで達したもの)、挫滅創(ざめつそう、鈍器が身体の表面だけでなく内部まで高度に破壊したもの)など。変電所や大型の印刷機械は近寄ると誘導電流で身体が麻痺する。この誘導電流に侵襲、非侵襲と言うことはなく、身体が破壊された進行具合で何らかの怪我であると言い、電磁創と表現されるのではないだろうか。

さ行

・サイバー空間 ITを高度に組み合わせた仮想空間のこと。機械と機械が電話回線で情報を交換するものは情報通信網である。情報通信網は光回線や中継地点を増やすと情報交換の速度が向上して高速通信網になる。情報通信網の検索は数百件の候補を表示するが、一つ一つの検索内容を調べるには時間がかかる。情報通信網の検索に人気検索順位で表示するプログラムを加えると、誰もが知りたいコンテンツから内容を調べるので高速通信網より検索時間が短縮されることがある。仮想空間を高次化したものがサイバー空間である。

・サイバネティクス サイバネティクスは鳥の飛行方法をミサイルの軌道制御に取り入れられたことから始まる。通信工学と制御工学を含めた領域である。この領域は生理学、機械工学、システム工学と連動して機械を動かす。ミサイルの軌道制御、自動車の自動運転、マザーボードの電流の流れる経路などがある。SFで語られるサイバネティクスは人に関係付けられるが、生体に埋め込まれた集積回路や義手など機械類を悪用するものである。

・自由 自由は考えた通りに利益ばかりを手に入れることである。自由である為には自分の行為の結果として不利益も受けなければならなかったり、不利益を受けないことが利益を大きくする。反対に、自由を侵害したことは脅迫、強要、人質による強要、暴力行為、逮捕・監禁、略取・誘拐がある。脅迫は不利益を受ける境遇に追い込むことが目的であり、財産の侵害を必ずしも行わない。

・神経科学 人の知覚経験は生体の電気信号の伝達のメカニズムで説明できる。電気信号はどこから始まり、どのような構造で伝えられ、どこに流れ込むのかを明らかにする研究領域である。

・神経工学 2010年前後に成立した人間を物質的・機械的に説明する研究領域である。人の身体はイオンの移動で電気を生んでいる。イオンの移動で生じる電気のメカニズムは生理学と言われた。工学は機械を扱う分野であり、機械と機械の間で情報交換を行うものは情報工学である。2000年代始めには、両者は異なる目的の分野として独立していた。生理学の電気も工学の電気も電気としては一緒である。工学で生理学にバイパスを作り新規学問領域として結び付いたことを神経工学と呼ぶようになった。

・侵襲性 侵襲性は皮膚の表面を傷付けたり、刃物で切ったり、尖ったものが身体内部に刺さるものである。これらの身体の破壊は体の機能を損なうものを指す。ハイパーサーミアは電磁場が発生させる熱で生体内部の癌細胞を焼き殺したり、TMSは磁場で生体内に電流を誘導して侵襲する。非侵襲性は体内に侵入しないものであるが、体から排出される熱や磁場を機械で拾うものである。体は光や赤外線など電磁波を反射するので目や鼻の座標、指紋の形、身体のラインなどを知ることができる。

・身体 身体は知覚を受け取る人を経験的に言ったものである。身体は表面からは手足や腹や頭や首として見られ、内部には十二指腸や脳や神経や各種の生体の細胞がある。身体に怪我をさせるものは犯罪であり、傷害罪、暴行罪、凶器準備集合罪、過失傷害罪がある。暴行罪は精神的苦痛を受けるものとあるが、身体の侵害に分類されている。

・ストーカー ストーカーは恋愛に限って使われる用語である。恋愛は合意が無くなり、恋愛のもつれで執拗に付け狙いを行う。付け狙いは監視・尾行・接触、生活空間や実在空間での目撃、住居侵入、食物や衣類や不快物の送付など多岐に渡る。ストーカーは恋愛に限るので、探偵業の素行調査や警察の張り込みや公安調査庁の監視などをストーカーと言わない。

・制御工学 メカニズムが出力を調整するものは制御工学という。機械は燃料や電気信号で入力するを行うのだが、何回転で蒸気機関を回すとか、数式で情報信号を調整するものを対象としている。

 

・線形 比例するものは線形である。ある定数で量が増えて行くものは線形である。比例しないものは非線形である。(→非線形)

た行

・TI (Targeted Individuals) 第二次世界大戦後のアメリカに由来する用語である。第二次世界大戦はドイツ科学者の敗戦兵を多く出した。ドイツ科学者のソ連への流出を防止する為にアメリカが雇い入れた。ドイツ系アメリカ人は冷戦時にソ連軍の捕虜を電気や麻薬で記憶や政治思想の書き換えを行った。政治思想の書き換えが国民にも使われているのではないかと疑われている。電磁波や超音波は生体の神経を制御して音声や映像を見せることができる。生体の神経の制御は悪用されて被害者を出している。生体の神経の制御の被害者は自分たちをTI (Targeted Individuals)と自称した。

・テクノロジー犯罪 1998年1月に開催された電波悪用被害者の会で使われた日本に由来する用語である。日本では電磁波や超音波など物理現象で生体を襲う被害が報告されている。電波悪用被害者の会は電磁波や超音波の被害をテクノロジー犯罪と呼んだ。


な行

・腦控(nao kong) 中国語名のエレクトロニック・ハラスメントの呼び名。

は行

・非線形 比例しないで進む直線は非線形である。反比例、二乗などになる。例えば、生体に電気を流すと10Hz~20Hz付近の電流は良く流れるが1MHzぐらいになると電気量の増加は穏やかになる。


・不作為 不作為は義務のあるものが仕事をしないので深刻な被害が生じた行為のことである。

・ボイス・トゥ・スカル(Voice-to-Skull 略:V2K) 1961年、アメリカ合衆国の神経科学者であるアラン・H・フレイが発見したマイクロ波聴覚効果(フレイ効果)を言う。


ま行

・マイクロ波聴覚効果(フレイ効果) 1961年、アメリカ合衆国の神経科学者であるアラン・H・フレイは人の頭部にパルス波形・変調されたマイクロ波を照射するとクリック音や機械音など聴覚として感覚することを発見した。その発見はマイクロ波聴覚効果と言われた。

・ムーンショット計画 ムーンショット計画は政府が科学者に行った大型研究資金援助である。米国の人類初の月面着陸をムーンショットと言うのだが、幾つかの環境や生体に負荷の強い分野の研究を月面着陸に例えたものである。

・メタバース 仮想人格であるアバターが情報通信網に作られた仮想空間の中で生活するものはメタバースと言われる。メタバースはゲームで魔物を倒したり、アイテムを作ると現実の紙幣に交換できたり、仮想空間の散歩、仮想空間で出会った男女のアバターが現実でもお見合いをしたり、現実の商店のURLを集めた商店街、オフィスを仮想空間上に作りアバターによる代理出席を認めることもある。現実の手足の電気信号を計測してアバターの身体のパーツと連動させる研究も行われている。

や行

・有毛細胞 耳は外耳、中耳、内耳の経路で音を受け取っている。内耳の中には蝸牛がある。蝸牛は渦状に巻いたカタツムリの殻状の形をしている。蝸牛の中には有毛細胞が敷き詰められている。有毛細胞は入り口が高音帯に反応し、奥に行くほど低音帯の振動に反応する。有毛細胞は振動を受けると倒れてカリウムイオンチャネルが開く。カリウムイオンチャネルが開いてカリウムが移動することで、イオンの移動=電流が発生する。


ら行



わ行