夢見がちな若い頃までは

熊はイラストや絵本の姿が本物だと

どこかで思おうとしていました

獣臭も無く怖くも無く、

大きくても丸っこくてフカフカで

歩くぬいぐるみみたいに可愛い、

そんなイメージを持っていました

 

そう、モモちゃんのように・・・?

 

それが、少し大人になってきた頃に

題名は忘れましたが自然の姿を映す映画を

映画館に見に行きました

自然の厳しさが色々出て来る中、

産卵のために力をふり絞って川を上る鮭の

群れが大スクリーンに映し出されました

見ていると自然に力が入り

「ガンバレ!」と心の中で叫んでいました

すると、そんな気持ちをぶち壊すシーンが💦

急に熊が現れて、鮭の群れに手を突っ込んで

捕まえてどこかへ運んでいきます、次々と!

ギュッと目をつぶったので

その後鮭がどうなったのか分かりませんが

「これが自然の姿」

「生きるためには必要なこと」と

現実の厳しさを知った瞬間でした

 

可愛いと思っていた熊が

怖ろしい獣でもある

いえ、そっちの方が本来の姿・・・

 

そこまでの落差はありませんが

カエルでも似たような事がありました

 

都会育ちの私は小さい頃、

本物のカエルを見る機会がほとんど無く、

カエルは緑で小さくて可愛いと

それがカエルの全てだと思っていました

 

幼稚園のおたより帳に

出席の度に貼るシールも、6月は

頭が大きくて目がクリクリの可愛いカエル🐸

 

昭和40年頃だったか、

幼児向けテレビ番組に出ていた

人形劇団『木馬座』の人気者ケロヨンも、

(人が入っているので)大きかったけれど

可愛くて大好きでした

 

♪カエルの歌が 聞こえて来るヨ~♪

歌まで可愛い!

ニコニコみんなで輪唱したり(^^♪

 

ところが最近、

ウチの花壇に大きな黒いカエルが💦

困った困ったと、前にもブログで嘆きました

 

芽が出たばかりのフウセンカズラの間に

不動の構え・・・

その時は、そばにあった朝顔の支柱で

突っついたり下から突き上げたりして

少しずつ移動させて花壇から出しました

何しろ大きい、8センチくらいある!

私の想像上のカエルはこんなんじゃない

もっと愛嬌のある緑の顔で

ケロケロ鳴いて、ピョンピョン跳ねる

黒くて土を被ったようなザラザラな肌で

地蔵のように動かない、こんな子は

可愛くない!

 

何より心配なのは、

ウルトラマンシリーズの怪獣が

建物を踏みつけて次々破壊するように

花壇のフウセンカズラの芽を攻撃しないか

でしたが、花壇から追い出したので

その心配も無くなりました♪

 

ホッとしたのも束の間、

数日後いつもの様に花壇を眺めていると

あの黒い奴が・・・

しかも、前と全く同じ位置に!

少し成長したフウセンカズラは

幸い無事でしたが、もうこのカエルは

私にとって“仇”になってしまいました💦

 

今回の武器は、シャベルです

カエルが重量級なので、朝顔の支柱では

力が上手く入らなかった前回の教訓

“カエル移動にはシャベルを用いるべし”

 

カエルの顔の前にシャベルを出しても

ビクともしない

軽くトントンしても動かない

「じゃあ、いくよ!」とカエルの下に

シャベルをもぐらせて土と一緒に

持ち上げました

私の顔めがけてピョンと跳ぶかと

身構えたのですが、

大人しくシャベルに乗ったまま

花壇の隣の土の上に移動完了!

直ぐに、境界線に壁を作り侵入阻止

壁と言っても、その辺にあった支柱と

小さなプランターなので隙間だらけ😅

それでも、ジャンプもしない大きいカエルは

この壁を越えられないでしょう♪

移動させた先は、旦那さんの花壇💦

ホント、ごめんなさい🙇

 

幼い頃あんなに可愛いと思っていたカエルに

ナニ意地悪してるんだろう!

カエルはカエル、同じなのに🐸

 

心がキレイだった頃は

カエルも可愛く感じられたのに

そう感じられない今の心って💦

 

愛するもの守るものが増えると

(今回はフウセンカズラちゃん)

こんな自分になってしまう

いろいろ大変です😅

カエルくん、ごめんね

 

巷では、市販のサラダにカエル混入と

話題になっています

野菜と一緒にパック詰めにされたカエルも

災難ですね

でも、自分が買ったサラダに入っていたら

やっぱり「やだ~」と言います、きっと!

 

モモなら「やった~」と喜びます、きっと!

一緒に遊べるものね=^_^=