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経済界１２月号に私も登場しています。
p.108-109で経済界・佐藤社長と
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さて本日の話題は
スピーディーな精神変容
vs.
スローな精神変容
心とは半年や１年、
あるいは何年もかけて
変容するもの、という
常識がかつてありました。
でもそれじゃ長すぎると、
２０世紀後半より数週間で
変容できるメソッドが
次々と開発され、
全てをまとめて
短期療法（ブリーフセラピー）
と呼ばれました。
２１世紀になると、
もはや心の変容スピードは
２−３分にまで短縮。
ベタに名付けるなら
超短期療法です。
かなりの技術革新
があったといえるでしょう。
いまもし心理系の
メソッドに手を出したら、
おそらく大半は
スピーディーに
精神変容を起こそうとするし、
起きます。
現代資本主義は
「素早く簡単に劇的に」
の３拍子がキーワード。
一方で、そんな現代資本主義の
価値観に反発するように
スローな価値観も
見直されています。
「ゆっくり手間をかけて着実に」
心や精神の世界は、むしろ
このスローな価値観の方が
私は合っているように思います。
現代資本主義に疲れたり
合わなかったりした人が
多く来るところだろうからです。
中には
ビジネスチャンスありと
判断した野心的な
ビジネスパーソンも
まざっていますが、
人数としては少数派。
ただこの少数派は
拡大したい意欲や
行動力があるので、
心・精神の世界もすぐに
現代資本主義の
「素早く簡単に劇的に」
に染められてしまいました。
そうなると、
スローな価値観を求める人は
どこに行けばいいのか？
状態になっていると思います。
「ゆっくり手間をかけて着実に」
いやいや、そんな時間も余裕も
無いんだよ！
ということかもしれませんが、
余裕はあると思えば出てきます。
昨今の世界情勢を
俯瞰（ふかん）するに、
スピーディーな変化には
おそらく完全にストップが
かかっています。
ブレーキがかかって
世界全体の動きが
スローになっているのです。
それにともない価値観の
変容が起こりますので、
スローな精神変容は
主流文化への反発
ではなく、
主流文化そのものに
なっていくと予想します。
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