8月10日、

岸田総理大臣は

内閣改造と自民党の

役員人事を行います。

 

※以下、スピリチュアル話ゼロです!😆


先月の参議院選挙に勝利し、

「権力が強化された」

岸田総理。

 

総理の個性がさらに

よく見える人事になると

注目していました。

 

前回の人事分析。改造内閣の骨格は変化無しなので、分析内容の骨格も前回と同じです。

(前回の骨格)

(1)目立つポジションに地味・不人気な人を置く

 

(2)露骨な論功行賞

 

(3)女性大臣は軽量級ポストに置く

 

ただ、訂正点もあります。

 

今回は、明確に「岸田さん主導の人事」だということです。

 

前回は

 

「麻生人事と似ている」と思って、麻生上皇としました。

 

麻生人事の肝は

「俺が決める内閣」。

 

しかし、

岸田さん主導の

人事となると

 

「俺が決める」の「俺=岸田総理」です。

 

岸田さんは

自身の権限である

 

衆議院選の

実施日も

 

内閣改造の実施日も

 

マスコミに情報を

もらさず
=誰にも相談せず

 

意表を突いてきました。

 

※麻生総理の時はダダ漏れだった😆

 

今回の内閣改造人事は

9月上旬と予想されて

いたのが

8月上旬になった。

 

「俺(岸田さん)がボスだ」

 

「俺(岸田さん)が決める」

 

と知らしめた人事でしょう。

 

個性が薄そうな岸田総理

ですが、近年の自民党総理

と異なる対応もされています。

 

それは

 

「今でも派閥会長」

 

小泉総理以降、

自民党の総理は

「派閥を抜ける」

のが慣習でした。

 

21世紀になって

「脱派閥」

の流れがあったわけですね。

 

ところが

岸田総理・総裁は

岸田派を抜けなかった。

 

岸田総理の

政策ビジョン

 

「新しい資本主義」

 

は特に中身無しなのが

今や明白ですが、

 

「派閥を大事にする」

 

は本気のようです。

 

自民党の派閥とは

【利権】を

分配する仕組み。

 

その利権分配の

根幹が「人事」です。

 

派閥第一だからこそ、

 

人事を通して

各派閥の利権に目配りし、

 

「俺が利権を分配する」

 

とマウントを取るのが

岸田さんにとって

一番のこだわりだと、

思った次第です。

 

具体的にポイントをあげると、

 

■総務相:寺田稔さん(新入閣)

 

岸田さん側近のおひとり。

前任の金子総務大臣に

引き続き、地味な岸田派議員。

 

[狙い]

巨大官庁である総務省は

利権も大きい。

菅前総理の影響が大きい

総務省だが、

岸田派の縄張りにしたい。

 

■外相:林芳正さん(再入閣)

 

政策通で知られる

岸田派の有力幹部。

 

政治記者の評価は

高いが国民に不人気。

 

[狙い]

外務大臣経験の

長い岸田総理。

外交を仕切る外務省も

岸田派の縄張りにしたい。

 

岸田さんが最も頼りに

する麻生太郎副総裁の

縄張りにもしっかり

配慮しています。

 

■財務相:鈴木俊一さん(再入閣)

 

父が元総理だが、地味。

 

麻生派で麻生副総裁とは親戚。

 

[狙い]

予算を仕切る財務省の

権限は官庁最強。

戦後最長の財務大臣

である麻生副総裁の

縄張りを確保。

 

■文科相:永岡桂子さん(新入閣)

 

麻生派。先の総裁選では河野太郎さん支持。

 

教育行政(旧・文部省)

のボスは長く

森喜朗元首相だった。

 

なので文部科学省は

その森さんの後継である

安倍派の強固な縄張り。

 

元オリンピック選手の

麻生副総裁も

スポーツ行政を担う
旧・文部省に関わり深いが、

先輩の森さんには

敵わなかった。

 

[狙い]

安倍派の末松さんを

麻生派の永岡さんに

交代させることで、

 

文科省が
安倍派の強固な

縄張りでは無くなり、

麻生派が縄張りに

入り込もうとしている。

 

■経産相:西村康稔さん(新入閣)

 

安倍派の有力議員で

経産省OB。

 

前任は同じく安倍派の

有力議員である萩生田さん。

 

安倍内閣は

財務省に対抗するため、

産業界を仕切る
有力官庁の経済産業省を

大きく活用。

安倍派の新たな縄張りに

していた。

 

[狙い]

安倍派の有力議員である

西村さんを登用することで

岸田政権でも

「経産省は安倍派の縄張り」

と認める。

 

前任の萩生田さんが

党三役の政調会長に

出世したことで、

安倍派後継争いの

ライバル西村さんも

登用して、バランスを

とったと見られる。

 

■デジタル相:河野太郎さん(新入閣)

 

知名度が高い麻生派の総理候補。

 

前任の牧島デジタル相は

太郎パパである

河野洋平さんの後継者で

麻生派内の河野一派。

 

[狙い]

IT利権のある

デジタル庁は河野さんの

縄張りと認める。

 

河野さんを大臣にし、

河野さんを応援した

永岡桂子さんを文科相に

登用したことで

河野一派も主流派に。

 

河野さんを応援する

菅前総理への配慮にも

なる。

 

■経済再生担当相:山際大志郎さん(再入閣)

 

麻生派の甘利前幹事長(元・経済再生担当相)の子飼い。

 

[狙い]

去年の総裁選で

お世話になった

甘利さんへの引き続きの配慮。

「経済再生は甘利さんの縄張り」

とする。

 

ただし、甘利さんが

新たな縄張り化しようとした

「経済安保」は認めない。

 

■経済安保担当相 高市早苗さん(新入閣)

 

前回の総裁候補である

無派閥の保守派有力議員

 

[狙い]

前任は甘利さんの息が

かかった小林鷹之大臣で

今回も再任が予想された。

 

しかし、実力あるベテランの

高市さんを大臣にしたことで

甘利さんの影響力を減らし、

党三役を外れる

高市さんに一定の配慮。

 

■選対委員長 森山裕さん(新任)

 

党四役で選挙を仕切るのが

選対委員長。

 

森山派はわずか7名の

少数派閥だが、

森山さんの調整能力には

地味ながら定評があり、

非主流派の

二階元幹事長や菅前総理と

信頼関係にある。

 

[狙い]

もうひとつの大事な人事

「選挙の公認」
を仕切る役に
非主流派の
有力人物・森山さん
を登用することで、
 
非主流派の大物である
二階派トップ二階さんや
菅前総理の協力をえる。
 
特に二階さんは、
自身の後継問題
もかかえるため、
盟友である森山さんの
選対委員長就任は
歓迎であろう。
 
裏を返すと、
二階さんの後継問題で、
二階さんと対立する
世耕参院幹事長には
「嫌な人事」となる。
 
世耕さんは
総理を目指すために
衆議院に転身したい。
その時、邪魔になるのが
同じ和歌山選挙区の
二階さん(の後継)。
 

世耕さんはおそらく

岸田総理に嫌われている

のでは?

 

嫌われているといえば

 

党三役に抜擢された

若手の福田総務会長が

大臣にも党役員にも

なれなかったのは、

 

統一教会問題への

失言に対する

「罰」

でしょう。

 

党三役を退任したら

ご褒美に次は大臣が

「定番」なので。

 

福田さんに期待する

永田町マスコミが

一定数いるようで

防衛大臣就任も

噂されましたが、

岸田総理の信用を

福田さんは失いましたね。

 

総理になる前まで

定期的に一緒に

ご飯を食べ

 

「対等な友人関係」

だった

 

・石破茂さん

・中谷元さん

・石原のぶてるさん

 

は誰もいないw

 

石破グループからの

登用は、退会した方を

含めてもゼロ。

 

石破さんも

嫌われましたね。

 

グループ全体が

無視とは

安倍政権・菅政権の

時以上に干されてますw

 

中谷元さんは

谷垣グループの

代表世話人ですが、

重職での登用なし。

 

もうひとりの

谷垣グループ

代表世話人である

遠藤利明さんが

 

岸田さん側近として、

 

選対委員長から、

党三役の総務会長へと

さらに出世し、

政権の中枢にいる

のとは対照的です。

 

遠藤さんも

最高幹部なのに

地味ですね。

 

落選中の石原さんは、

ご本人の不徳の致す

ところでしょう。

 

いい加減長いと

お思いかもですが😆

 

このように

岸田人事は

派閥を軸に

 

・内輪の論理

 

・利権配分

 

・権力争い

 

の観点でなら、

いくらでも説明できます。

 

しかし、岸田総理の政策が無い。

 

実現したい政策の

ための人事がまるで

ありません。

 

政策は官僚任せ
なのでしょう。

 

派閥や主義主張の

バランスをとると、

とがった主張も

無くなります。

 

政策や理念に
ご興味無いの

ですねww

 

それでも原爆を

落とされた

広島ご出身なのは

アイデンティティ

のようで

 

「非核化」

 

には唯一こだわりを

見せておられます。

 

岸田総理である限り、

政策面で

政治のリーダーシップは

ほぼ期待できない。

 

ただ、政治は

総理や有力政治家だけが

するものではありません。

 

むしろ、日本の組織は

現場起点のボトムアップが

主流でした。

 

安倍政権・菅政権のとき、

 

GoToキャンペーンの

右往左往を見て

 

「官僚組織は劣化した」

 

と感じました。

 

官僚組織の劣化は、

小泉政権以来の

「政治主導の副作用」

な気もします。

 

岸田さんは官僚には

やりやすい総理の様子。

 

「派閥政治の復活」

「官僚統治の復活」

 

が岸田政権で

進むことでしょう。

 

ここ30年の

小選挙区制による

政治改革を皮切りにした

 

「政治主導」

 

が期せずして

見直される期間に

なるようですね。

 

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