スピリチュアルといえば

目覚め、悟り、覚醒など

精神的な変化を目指すのは

王道ですが、

 

ひとくちに目覚めといっても

段階があります。

 

たとえば日本の歴史を

もとにその段階を見てみましょう。

 

「スパイラルダイナミクス」

という理論をを参考にしています。

 

個人の目覚めでは無く、

日本人の目覚めです。

 

●畏れ(おそれ)への目覚め

 

大化の改新以降の天皇制の確立

奈良時代の疫病からの大仏建立

平安時代の怨霊信仰など。

 

畏怖の感情をもとに、

人知を超えた存在に対して、

社会的に祈ることに目覚めました。

 

 

●力への目覚め

 

武士の台頭

下剋上、戦国時代

 

力こそ正義。

血筋=神々の子孫への

畏れによる秩序は

絶対では無く、

集団の力で変えられる

ことに目覚めます。

 

力より秩序は破壊され、

戦国時代のように

バラバラになります。

 

 

●規律への目覚め

 

江戸時代の太平の世

 

力を制御し、平和な

世を築くために、

規律が役立つことに

目覚めました。

 

鎌倉時代の御成敗式目、

ご恩と奉公のように、

武家政権ができてから、

規律への目覚めの流れは

ありました。

 

その規律が江戸時代に

完成します。

 

 

●自我への目覚め

 

明治の文明開化と

欧米文化の流入、

2度の世界大戦

 

近代科学・産業の発展

 

マスコミの発達

 

これらにより、

「私」という

個が登場します。

 

日本の立ち位置も

「日本だけ」から、

「世界の中の日本」に。

 

社会的に絶対正しいこと

が無くなり、多様な意見が

あることを知ります。

 

科学のような

 

「自分で考える術」

 

を学ぶようになります。

 

しかし2度の世界大戦が起こり、

ここから新たな規律を

世界が模索するようになります。

 

 

●全体性への目覚め

 

今ここ。

 

「世界のなかの日本」

という視点で物事を

考えざるをえなくなったのは、

割と最近のことですね。

 

世界相手に

 

「規律をつくったので、

みなさん守ってくださーい!」

 

は通じるわけが無い。

 

日本国内ですら、

なかなか通じません。

 

それは他の国も同様でしょう。

 

力の弱い国ほどそのことを

よくよく理解しています。

 

このブログ覚えてます?

アメリカ、中国、

ロシア、イギリスなど

 

「精神の進化」

という視点でみれば、

「強い国」ほど遅れざるを

えない状況です。

 

同時に、

 

強国は強さが通じない矛盾を

最も味わう社会なので、

だからこそ

進化のスピードが

「最速」の人達も

いらっしゃいます。

 

国レベルでは遅れても、

個人レベルで見ると、

世界のオピニオンリーダーは、

強国から出てくるん

じゃないでしょうか。

 

それで、どうするんだ?

どうなるんだ?

 

ということだけど、

 

「自律的に全体と調和すること」

 

を人類はいま学んでいる

途上なのです。

 

規律では無く、自律を学ぶ

ってことですね。

 

ちなみに、

 

畏れ、力、規律、自我と

目覚めてきたものを捨てる

必要はありません。

 

新たに増える。

 

今まで目覚めてきたことを

「統合・総合する」

何かが出てくる。

 

畏れ、力、規律、自我を

統合・総合するのが

 

「自律的に全体と調和すること」

 

ですね☆