今回のブログは

 

「次元上昇」と「次元下降」について

 

です。

 

スピリチュアルな意味で使われる場合と、

ビジネス的な意味で使われる場合があります。

 

どちらの意味でも、

「次元上昇」オンリーで、

「次元下降」を唱える人は

ほぼ居ないでしょう。

 

でも、

 

「男性性エネルギー」と

「女性性エネルギー」

という言い方をすると、

「両方」言うし、

 

仏教の

「色即是空」

「空即是色」

も両方唱えられます。

 

色=物質〜家や食べ物や車などなど、お金、現実

 

空=宇宙、ゼロポイント、神

 

次元上昇

=男性性

=色即是空(色=空:色から空へ)

 

次元下降

=女性性

=空即是色(空=色:空から色へ)

 

なのです。

 

いま、

 

「女性性の時代」

 

と言われるのは、

 

次元下降

=空即是色

 

の時代だよということ。

 

そして、これまで

主流だった

「男性性の時代」

 

次元上昇

=色即是空(色から空へ)

 

だったということです。

 

僕がこのことに思い

いたったのは、独力では

ありません。

 

参考にした書籍が

あるので紹介します。

(超分厚く小難しいので、おすすめはしません)

 

『統合心理学への道』(ケン・ウィルバー著)

 

この本で2つの愛が

説かれていました。

 

ひとつめ。

 

エロス。

 

これは上へ向かう上昇エネルギーで、

男性性エネルギーに相当します。

 

この本では、

「神への挑戦」

という言い方をしていました。

 

ようするに、

 

「神たる自分に気づく」

「宇宙と一体化する」

「大いなる可能性があることに気づく」

 

偉大なる私という存在を

発見する。

 

上を目指す。

波動を上げる。

上空にいる高次元存在に近づく。

 

このエロスのエネルギーは、

空を目指して上昇する

「色即是空」

の世界でもあります。

 

そしてふたつめの愛が

 

アガペー。

 

これは下へ向かう

下降エネルギーで、

著者のウィルバー氏は

「神の愛」と表現しました。

 

女性性エネルギーに相当します。

 

僕のこの本を読んだ人なら、

「あの話し?」と思い出すでしょう。

 

 

ページ252〜ページ257を

お読みください。

 

・男性性はしめて開運する!

・女性性はゆるめて開運する!

 

という項目です。

 

アガペー=女性性エネルギー

では以下の男性性エネルギーで

目指したことの「続き」をやるのです。

 

「神たる自分に気づく」

「宇宙と一体化する」

「大いなる可能性があることに気づく」

「偉大なる私という存在を発見する」

「上を目指す」

「波動を上げる」

「上空にいる高次元存在に近づく」

 

ある程度やったら、

次は下りてくるステージ

ってことですね。

 

この下りるステージが

 

アガペー=女性性エネルギー

 

の時代なのです。

 

上へ行ったら、

次は下りるってこと。

 

登山には、

 

山の頂上を目指して

「登る」という

ステージと、

山の頂上からふもとへ

「下る」という

ステージがある。

 

下った先には、

人里がある。

 

つまり、

この3次元の現実です。

 

登山したからこそ、

 

「なかなか面白い世界じゃないか!」

 

と気づくということ。

 

本当は生まれる前に

そう感じたからこそ、

今この大地にいる。

 

でないと、ここに居る意味

無いですし、もし意味が無い

ととらえると、

この大地は監獄になる。

 

地上を楽園にするのか?

 

地上を監獄にするのか?

 

それはあなたの捉え方次第です。

 

特にスピリチュアルな世界に

足を踏み入れた人は、

どっちかに傾くのでね。

 

だから、2極化論って

影響を持つのです。

 

実際に、2つの考え方に

分かれてしまうから。

 

地上監獄派=この世は地獄=この世を否定する(世界を滅ぼしたくて仕方ない)=天国を目指す

 

地上楽園派=この世は天国=この世を肯定する

 

日本神道は、この2つが

統合されています。

 

出雲のオオクニヌシは

「勝負を降りた」。

 

アマテラスは最高神として

勝利し、上に君臨する。

 

日本神道は基本は

女性性=地上楽園派で、

特に出雲系はそうだけど、

 

でも「為政者」の影響で、

勝利し頂点に君臨する

男性性=天国を目指す派

が入っている。

 

上昇も下降も両方共存

しているのが、

日本神道の特徴ですね。

 

女性性の時代は、

下方エネルギーをはたらかせること。

 

次元下降

=空即是色(空から色へ)

であり、

 

色=物質社会=現実におけるひとつの選択

 

ようするに、

 

「この世楽園説」なのです。

 

「この世地獄説」を採用すると、

色から空へ、空=天=宇宙に

向かいたくなるのです。

 

それがつい最近までの

精神世界における

「伝統」

でもあったから、

悪くはない。

 

むしろインテリ受けするスタンダードでした。

 

でも、精神世界が

「スピリチュアル」と

呼ばれるようになってから、

 

「この世楽園説」が

むしろ主流になってきました。

 

それは、この世が物質的に

豊かになった影響が大きい

でしょう。

 

そしてまた2018年から

 

「男性性」

=「この世地獄説」

 

の方に注目が集まっています。

 

僕としては、片方を採用

するのでは無く

両方を採用することを

おすすめします。

 

だって、

 

「統合」

 

の時代なのだから。

 

エロス=上昇エネルギー

 

アガペー=下降エネルギー

 

この両方のエネルギーを

統合すると循環します。

 

登るだけの登山、

下るだけの登山、

なんて成立しないのだから。