「神社は地元の人と行け!」
 

そう説いたのは、

この本でした。

 

p.113-p116です。

 

 

地域住民は、

地元の神様に

「ひいき」

されています。

 

「地元愛」「郷土愛」

ってありますよね。

 

人間は地元・郷土を

「ひいき」する。

 

それは日本の神様

にもあります。

 

だって、人間の延長に

ある存在だから。

 

「人は死して

祖霊神となる」が、
日本の霊性の伝統です。

 

祖霊神として時を
過ごしたのち、

またこの世に人間として

舞い戻るという思想で、

柳田國男さんが
敗戦をうけて
1945年に発表
した本に書かれていた
こと。

 

敗戦によって、
日本の伝統が消える。
だから形として残して
おこうという目的で
柳田國男さんは本として
発表したのです。

 

「そうはいっても
神様と人間、違いはあります
よね?」

 

もちろん。体の有無は
まずひとつありますよね。

 

神様はエネルギー体。

”精神”のみです。

 

人間にも精神はありますよね。

神様と人間の精神の違いは

大きく2つあります。

 

ひとつは

 

個なのか、個を超越した

集合的なものなのか。

 

ふたつめは

祓われているのかどうか。

 

集合的であればあるほど、
つまり集合した意識が

増えれば増えるほど、
パワフルで影響力の大きい
エネルギーになります。

 

変化をもたらす
パワーの源泉です。

 

ただ、これだけでは
”神様”とは限りません。

 

エネルギー体の

パワーだけでは

神にも悪にもなりうる、
というとわかりやすい
でしょうか。

 

神と悪というと、

白か黒かの二元論ですが、
エネルギー体は
グラデーションです。

白10:黒0
白9.9:黒0.1

白9.8:黒0.2

・・・
白0.2:黒9.8
白0.1:黒9.9

白0:黒10

 

のような感じですね。

 

祓い度が高い=白の度合い

が高いと思ってください。

 

神職さんが、
自然の力が、
集まったエネルギー体を
しっかり祓ってくれる

おかげで、

 

この世は清々しい
氣に充ちた世に
なるのです。

 

そしてなぜ神様は
地元の人をひいきするのか?

 

それは、地元をひいきする

地元民がたくさん参拝して
いるからです。

 

僕の著書をお読みの方は
ご存知のように、

 

神様は人の祈りで

できています。

 

人の祈りが集まって
大きなエネルギー体になる。

 

そしてその集まった祈りを
祓うことで、
神様というエネルギー体に

なります。

 

祓われない祈りは、
邪気も大いに含む
エネルギー体です。

 

地元を愛する気持ちに
邪気があるでしょうか?

 

あるかもしれませんが、
かなり純粋な氣、
白度の高いエネルギーですよね。

 

この地元愛のエネルギーが、

神様に多分に含まれています。

 

特に、全国区で無い神社に

含まれています。

 

伊勢神宮だと、

日本愛になるんですよね。

 

箱根神社だと、
関東全般をおおう
ほどの貢献心になる。

 

そして、小さな地域の神社は
地元民の愛に充ちています。

 

ヤタガラスゆかりの地を

めぐる東京ファイナルは、

稀代の陰陽師・安倍晴明公が
創建した立石熊野神社に

参拝します。

 

今日、たまたま安倍晴明公
の神社のそばが出身の方と
対談してきました。

 

堀川今出川にある
京都の晴明神社。

 

僕も大好きな神社
ですが、そのおひざ元
で生まれた占い師さんと
動画を撮影したのです。

 

15才、高校生の時から、

占いの世界でご活躍という
才気あふれる人物でした。

 

こうして、見えない世界って
偶然のように必要なご縁が
つながっていくので、

本当に面白いです。