「龍から鳳凰へ」

という言葉、ここ数ヶ月
よく耳目します。

「ほう、そうなんだ〜」

と言うくらいの受けとめですが、
意識する人が増えてくると、
実際にも影響をおよぼします。

たとえば鳳凰を意識する人が
増えると、

鳳凰に象徴されるエネルギーが、
何らか影響を与える度合いが
増えてくる。

そこで今回は、

「龍と鳳凰と麒麟」

のエネルギーについて解説します。

西洋風にいうと、

ドラゴンとフェニックスとユニコーンですね。

陰陽五行説でいうと、

木=青龍=龍=ドラゴン
火=朱雀=鳳凰=フェニックス
土=黄龍=麒麟=ユニコーン

です。

2016年より
「龍神」がスピリチュアル界に
流行りものになりました。

今も続いているでしょう。

その結果、

陰陽五行でいうと、
「木」の力が働いた。

「木」とは思い、見えないエネルギーです。

物事の流れを動かし回転するエネルギーです。

ここで

「龍と龍神の違い」

も解説しましょう。

まず「龍」から。

これは「木」の力です。

「木」の力が働き出すと、「火」がつきます。

木は火を生じる。木は燃えて火になる。

木とは思い、見えないエネルギー。物事の流れを動かし回転するエネルギーであり、若さや始まりの象徴です。

「火」は太陽のごとく照らす愛・共感の象徴です。

つまり、龍から鳳凰に進化するように見えます。

思いというエネルギーが爆発して、愛が生まれる。

これは自然な流れですが、

同時に、流されてもたどりつく場所。

思いが爆発した人の与える愛は、

若さの悪い点もあわせもっており、それは例えば押しつけの愛です。

鳳凰の神様エネルギーにはなりえません。

したがって、

木ー>火の流れ、

つまり龍ー>鳳凰の流れは

行き止まりルートです。

次に「龍神」。

龍神のエネルギーも
木ですが、
「進化した木」。

神様です。

神様のエネルギーは「触媒」。

影(裏)にまわって、
何かの変化をうながす。

具体的には、

水ー>火の変化をうながす。

水は確立した個性をあらわします。

確固たる自分自身。

ゆるぎない自己。

これは悪い意味では
強いエゴにもなりえますが、

良い意味では精神的に自立している。

水の象徴は、玄武(亀)です。

で、龍神のエネルギーは、

精神的に自立した人の
エゴを解消して、

鳳凰への進化をうながします。

玄武(亀)から鳳凰への進化です。

鳳凰は「愛を与える存在」。

龍が鳳凰になることは無いけれども、

龍神は鳳凰の誕生をうながします。

で、誕生した鳳凰は
愛を与える
わけですが、

神様のエネルギー
「触媒」ですから、

何かの変化をうながします。

それは

木ー>土の変化。

土は現実、生活をあらわします。

社会の現実に定着した私。

みなと平等の、同じ存在の私。

これは悪い意味では
個性の埋没ですが、

良い意味では、土になって
人を社会を育てます。

鳳凰は

若きエネルギーに、

「現実に還れ」

と促すのです。

この土のエネルギーが、
「麒麟」。

つまり「龍は麒麟に進化」する。

火は、土を生む触媒となる。

エネルギーを爆発させた
若き龍の魂は、

鳳凰の愛を与えられて、

現実社会に定着し、

人や社会を
良い意味では育て、
悪い意味ではくさらせる
地に足ついた存在になる。

それが麒麟。

麒麟になることは
爆発させた
エネルギーを
捨てることでは無く、

この社会現実への
活かし方を学んだ
ということ。

龍の意識の状態から
見ると、

麒麟の状態は
負け組に見えるん
ですけどね。

だって、フツーに
なっちゃったから。

若く無限の可能性を
信じる人達から見れば、

フツーになっちゃった
大人は負け組です。

「鳳凰」というのが
キーワードとして
出てきたという事は

2つの意味合いが
あるということ。

ひとつは、

「現実に戻れ」
「フツーに還れ」
と促されている。

龍から麒麟へ。

現実に還ることを
鳳凰の愛のエネルギーが
助けるでしょう。

もうひとつは、
龍神のエネルギーが
触媒となって、
かなりの鳳凰エネルギーが
生み出されたのだろうと
いうこと。

龍が麒麟に進化する
準備が整ったよ、
進化が加速するよ、
というサインでは
ないでしょうか。

ちなみに、

龍ー>麒麟ー>玄武(亀)ー>鳳凰ー>白虎ー>龍神

と変化していきます。

龍もいつかは鳳凰になる。

鳳凰からは神様です。

これら僕の解説は、『だるまんの陰陽五行』シリーズをかなり参考にしています。

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