6月のことですが、東京都台東区下谷の三島神社さまを訪問しました。

オンラインスクール撮影のためです。

三島神社の宮司をつとめる河野正枝先生と対談、そして河野先生には正式参拝の解説を実演付きでしていただきました。

僕の体や腰の固さもおがめる動画です(<ーそれはどうでもいい)



ちょうどその時に、イワナガヒメさまのお話になりました。

三島神社のご祭神の中にいらっしゃいます。

三島神社では、「日本総鎮守」とよばれる愛媛県今治市の大山祇神社のご祭神を勧請されてます。

大山祇神社では、イワナガヒメさまの父神であり、山の神の総元締オオヤマツミさまのみお祭りしています。

三島神社では、さらに、その娘神であるイワナガヒメさま、コノハナサクヤヒメさまもお祭りしています。



実は河野先生とは、撮影以外でもたまにお話する機会もあるのですが、こんなお問い合わせがあったとうかがっていたのです。

「そちらの神社では、イワナガヒメさまをお祭りしていますか?」

「はい、お祭りしています」

おそらく、ちょっと地味な神様に分類されていると思いますが、最近静かに注目を集めているように感じます。

イワナガヒメさまをお祭りする神社というと、

京都市の貴船神社の結社(中宮)、

静岡県伊東市の大室山火口内の中腹にある浅間神社、

静岡県賀茂郡の雲見浅間神社、

兵庫県尼崎市の磐長姫神社、

岡山県備前市の石長姫神社、

などです。

決して数は多くないですが、物事が長く続く「持続性」のご利益の象徴のような神様です。

貴船神社の結社は、縁結びの神様として知られます。が、イワナガヒメさま自体は、神話をご存知の方はご存知のように、失恋とでもいうのか、結婚話を拒絶されてしまいます。

そうやって挫折したからこそ、縁結びの神様になっている。

もうひとつポイントなのは、夫になるはずだったニニギノミコトさまとの関係は、続かなかったこと。究極に短かったとでもいいますか。

拒絶したがために、ニニギノコミトさまは、イワナガヒメさまの父神オオヤマツミさまから寿命を大きく縮められてしまいます。

それで延命長寿の神様とイワナガヒメさまはされているのですが、もうひとつ、関係が持続しなかったからこそ、長く継続するというご神徳もあられる。

今時のスピリチュアル用語やビジネス用語をつかうと、

「グラウンディング」や「サスティナビリティ」のご利益があるということ。

ちなみに三島神社さまのご利益は「落ちない」です。雷が落ちない伝説があっての「落ちない」なのですが、受験や運気全般の祈願に人気です。

今回、貴重な映像を撮影できて、三島神社さま、河野宮司さまには、たいへん感謝する次第です。

【著書】

26万部突破♪『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(八木龍平・著/サンマーク出版)