講演稼業をしていると、各所からオファーをいただきます。たとえば、こんなオファーがありました。

「Aさん(が講師)のイベントをするのですが、主催サイドで、Aさんじゃちょっと集客が……、って話していて。(あまり人が集まらないと言いたいのでしょう)」

「リュウ博士なら人が集まるので、Aさんと一緒に(講師として)出てくれないかって話しもあります。どうですか?」

もし読者の皆様が僕の立場だとして、こういうオファーをいただくと、果たしてどんな気持ちになるでしょうか?

僕自身は、これは僕にもAさんにも失礼だなと。人数集めだけが目的の安易な発想だし、人を駒のようなものと思っている人の発言だなあ、なんて、不快に思いました。

もちろんオファーは断りました。

そんな主催で、はて上手くいくのかしら?

とまで思う方もいるかもですね。

うん、うまくいったんじゃないかなー。Aさんの人望や魅力、大きかったし。

ようするに、オファーをくれた人は、

「ただ、その時やさぐれてただけ」

そのやさぐれを、ぽろっと僕の前で出してしまったという。

やさぐれるとは、すねる、ふくれる、投げやりになる、といった意味です。

有能な人、誠実な人、多くいらっしゃいますが、なのに、「なんか、さえないなー」という状態が数年以上続くとしたら、

信頼関係って繊細なもので、しっかりした方でも、やさぐれをぽろぽろもらし続けると、信用をうっすら失って、これが結構なボディブローになる。

普段いい格好しすぎで、その中で、あまりいい格好しなくていい人の前ではやさぐれて信用を落とし、いい格好している相手には、都合のいい存在としてさらに利用される。

結果的に地力も気分もどんどん落ちてくる。

ちょっと負のループですよね。

僕はこういう「やさぐれループ」におちいったら、ひとりになりますけど、かなり男性的発想でしょう。

こういう時も、やっぱり神社参拝がいいかな^^

神社参拝の面白いところは、自分の意識の中にある過去と未来と現在のバランスをエネルギー的に組み替えられるところ。

その時に必要なエネルギーを、なんか上手いこと調整してくれます。

心理的な問題の原因を解明していくとなると、心理臨床の専門家にお任せの世界です。そういうロジカルなアプローチを、神社やお寺といった伝統的な祈りの場は補完してくれることでしょう。