「この人はこんな事で悩む人じゃないのに、どうして悩んでいるのだろうか?」

今日ちょっと家族と会話していて、気づきがありました。

他人の悩みってうつらないか?

ということです。

僕は人様のブログで、言われてみると「読んでないタイプ」のブログがありました。

それは他人の悩みが沢山書いてあるブログです。

ブロガーご自身の悩みでなく、他人の悩みです。

人様の悩みや迷いが沢山書いてあり、ちょっとライトな悩み・苦しみも多い。

あれ、読めないのですよね。

「それ、悩みか〜?」と。

あまり頭の中に入って来なくて、スルーしてしまいます。

ちゃんと読もうとすると、その悩み・迷いが、意識の足かせになる感じになる。

自分とは状況も捉え方も違うので、共感しようとすると違和感になるわけです。

たとえば、

「有名になると、叩かれるんじゃないか問題」

です。

「それ、本当に悩んでますか?」

と疑問に思うことしばしばでした。

表に出て発信して多少なりとも注目を集めると、大なり小なり言われるものです。

で、言われて悩むのなら、わかる。

しかし実際にその悩みを吐き出すのは、

「あなたその段階じゃないでしょ」という人が多いのですよね。

僕自身も表に出ている立場だから、「なんかこの人の悩みは変だな、実状とどっかずれているな」と違和感が出てくる。

実際に叩かれている人が悩むのは、理解できる。

でも叩かれる以前の以前の人が悩むのは、意味不明です。

意味不明なのに、悩んでしまうわけですね。で、実状のわからない人同士で、あーだこーだ議論している。

「それ誰の悩みですか?」ってこと。

おそらく誰の悩みでも無い。

妄想でつくり出された悩みです。

憑かれているだけなのですね。

いま、このネットで情報共有を広くできる時代は、多くの悩みにふれることができます。

自分が本当に悩んでいるのであれば、同じ悩んでいる人を見て、ホッとしたり、役立つ情報を手に入れたりできる。

今の時代だからこそ救われた人がきっと沢山いることでしょう。

同時に、悩まなくていいことを悩む人が増えています。

「それ、本当にあなたの悩みですか?」

悩みにいたずらに回答することもありません。

自分と他人の線引きがあまりできていないと、その悩みに共感しようと、あたかも自分もその悩みが理解できるような気がしてしまう。

でもそれは、本来のあなたとは異なる、いつわりの価値観・思考パターンです。あなた自身には、不要な悩みです。

世の中には典型的な悩みってあります。

定番の質問、定番の心配です。

そんなのがあると、

私もその定番の悩み・心配があるような気がしてくる。

むしろ

「悩んでいないと、心配してないと、おかしいんじゃないか?」

位に思えてくる。

忘れちゃってください。

あなたの人生には、あなただけが取り組む悩み・苦しみがあります。

そして他人の人生には、その他人だけが取り組む悩み・苦しみがある。

他人の悩み・苦しみを見ていると、自分のことを見ないですみます。

これ、気づきにくい人生の罠です。

いつわりの悩みで悩んでいるヒマなんてありますか?

いつわりの悩みを他人に相談して、悩んでいる私、悩みに回答している私というポジションに安住していませんか?

「私もこのことに悩んでいる! ねぇーみんな悩むよねー!」みたいなね(笑)

自分のことで悩みましょう。

自分が本当に悩んでいることで悩みましょう。

人生は長いようで短いのだから。