さて新年2018年、ここ数年の流れを観測して、去年2017年は転換点だったなあと。

ここ10数年、ネットの登場以来、ひとつの文化で彩られた世界が、多文化の世界に分離して、誰がどこの文化にいくか、シャッフルも激しく行なわれてきました。

様々な色の輪が登場して、「さあ皆さん、お好きな輪へ!」と号令が鳴り、じっとしている人、ある輪に行く人、色々な輪を転々とする人、自分で輪をつくる人などなど、人の入れ代わり立ち代わりがしばらく続きました。

で、去年2017年の後半から、

「だいぶ落ち着いたな」と。

多文化・多世間である事は変わりないのだけど、それぞれの文化・世間の中に落ち着いたなと。2017年は、最後のひと揺れだったのではないでしょうか。

めまぐるしく変化する時代から、落ち着いた時代になってきたということ。

精神世界だと、「ますます変化の時代に!」というのは決まり文句でしたが、今年2018年は、もうそんなスピーディーにめまぐるしく変化する時では無いと感じるのです。

2019年は天皇陛下が退位される等、いろいろイベントのある年です。比較すると、2018年は特別な事は予定されていないのですが、それだけが理由というわけでは無く。

2011年の東日本大震災が契機となって、多くの新たな動き・芽生えがありました。あれから7年近くが経ち、一連のムーブメントが落ち着いたのではないでしょうか。

それは終焉を迎えたという事では無くて、新たな芽生えの中で、淘汰されるものは淘汰され、残るべきものは残り、「時間という名の試練」の激しいのは終わったと。

もちろん「時間の試練」はずっと続きますが、最初の数年は特に激しいですからね。

これからはそれぞれの持ち場・世間・文化の中で、地固めしていく事になるのでは? 他所の輪への関心も無くなるでしょう。

シャッフルは終わったなあと。

僕はそんな認識で今年2018年を迎えています。

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