転機の時には、最悪の状況を想像してみるテストをしています。

26歳のころ、勤務していた巨大通信企業を退職して、大学院に進学しようとしていた時期、いくつかウェブサイトを見ました。

ひさんな内容なのでリンクはしないけれども、今でいう「アカデミックハラスメント」の教材になる知っている人は知っているウェブサイトです。2つ見ました。

アカハラサイト2つは、最悪の事態とはこうだという見本のようなものでした。ご本人の本当に血を吐くような文章でお気の毒としか言いようがないサイト。そして、さほど迫力は無いけれども、ご本人は何もできないまま去っていたさみしいサイト。

「もしこういう事態になったら?」と想像したのですね。そして、そうした事態にならないよう、ひとつ戒めをつくって、大学院時代の5年間その戒めを守っていました。

天国と地獄を意識しなければいけない事態だったので、相当に慎重に行動していましたねぇ。「失敗したらアウト!」dead or aliveでしたから。

今はもっと気楽です。気楽ですが、起業にあたって、やはり最悪の状況を想像してみるテストはしました。

それは「前職のオフィスの前に行って、物乞いができるか?」です。

あえて説明するまでも無いでしょうけど、かつての職場の建物の前に行って、ホームレスをやれるかということですね。

で、これは想像してみて、うん、たぶん大丈夫、やれると思った(笑)。

大学院に行った時は、想像して「こうなっては絶対にダメ! じゃそうならないようにするために、何が必要?」という使い方をしました。教訓を得るために2つのウェブサイトを分析したわけですね。

今回は、死ぬか生きるかの状況じゃないので、「こうなってはダメ!」でなく、「こうなったらどう対応する?」という発想です。で、最悪の状況を想像して、「ま、何とかなるかな~」と思えるかどうかテストしたわけですね。

前職のオフィスの前というのもポイントで、サラリーマンが起業する時、特に男性サラリーマンの場合、「見栄」ってありまして。見栄は、起業にはジャマというか有害でしか無いので、自分に見栄があるかどうか、想像でテストしてみたわけですね。

逆に言うと、大きな成功をした場合というのも、想像でテストします。それこそ、「もしコンマリさんのようになったらどうする?」とこれも想像。そうなったら……と。

成功も失敗も、広く想像して、それを自分が受けいれられるかどうか、考えました。

もし引っかかるようなら、そこが心理ブロック。想像は自由なのに、想像だけで引っかかるようだと、ちょっとまずいんですよね。

「自分はどうなりたいの? そこに向かってどんな手を打っていくの?」とはまた別の話しです。

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