今日はお金の使い道の話しです。以前SNSでこんな投稿をしました。
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【数十万円の使い道】
30~70万円ほどするセミナーを見かけます。数百万円するような個人コンサルティングサービスを見かけることもあります。思いきった自己投資として、そうしたセミナーや個人コンサルティングをうけるかたもいるよう。

それはそれで良いと思うのですが、これくらいの高額になってくると、「人を(一時的に)雇う」という選択も可能になります。100万円もあれば、50万円×2ヶ月(2人月)は確保できます。
「エラい(?)人」に大金を払うよりは、人を雇って何かつくった方が生産的ではないか。たまにそんなことを思います。

自腹で数十万円はらって年1回インターネットリサーチをしています。
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なるほど~と思ってくれた人もいたようで、自分が人を雇うことで雇用を生んで社会貢献にもなるね、なんて話しに発展しました。

で、コンサルティングですよ。起業しようなんて意識になったからか、コンサルタントという人が目につきます。経営コンサルタントというのか自己啓発コンサルタントというのか。スピリチュアル業界にもいますね。コーチングと同じにしてもいい。

僕も会社員時代に、経営コンサルタントをやとったことがあります。タイトルにマッキンゼーとありますが、こういう外資系の有名コンサルティングファームです。

当時はプライスウォーターハウスやKPMG、アンダーセンといった会計事務所系ファームと、マッキンゼーやボストン、アーサーDといった戦略系ファームにわかれていました。

彼らは単価がもっとも高額な人達です。値段は同じようなもので、主力コンサルタントになると、月500万円です。21日間×7.5時間ですから、

1時間あたり約3万2000円

これが大企業が世界的な経営コンサルティング会社の主力コンサルタントに払う価格です。

時給3万円強ですね。もっとも本人のふところに入る金額は40%ほど。

これより高いのはどこかの大学教授くらいで、「雇う」という感覚では無くなります。

教授にお金を払う目的は「後ろ盾」ですね。いわばお布施として払います。別に何も期待していません。たまにちょっと口を利いてくれればいい。たとえば政府の審議会で我が社の援護射撃をしてくれるとかね。

「雇う」ということは基本的には手を動かしてくれることを期待しています。こちらの指示通りに動いてくれること。コンサルタントの場合、さらに指示内容そのものの見直しも期待します。こうした方がさらに良い、それじゃダメだ・こうしましょうと。

教授へのお布施は、われわれが簡単にアクセスできない人への口利き。

こういう構造を理解していると、スピ業界の金銭構造も見えてきます。

神様への口利きってビジネス、あるんですねぇ。あるいは自分自身が神様的な立場になってしまう。こうなると、口利きというより直接1対1であなたに口をきいてあげる権利ということになりますね。

自己啓発業界だと、この神様というのが成功者におきかわります。コンサルティング料1時間10万円ってフツーに見かけますよね。

ま、闇だわな。マッキンゼーの3倍かーとか思っちゃう^^;

でももしこの使い道が「人様に自慢」できるものであれば、闇ではなくてステータスになる。ロマネコンティ250万円みたいなもの。ロマネなんて個人的には宗教団体から壷を100万円で買うのと何が違うのか、全くわからないけど(笑)でも「スゴーい!」になるよね。

ともあれ、僕もお金は払いますが、そのときはお金を払った相手と「いっしょに何かを生み出したい」ですね。そういう使い方しか会社員時代もしてこなかったわけだし。

お布施もするけど(笑)、教授の例をしめしたように、けっきょく目的は口利き。

つまりお金の使い道は

・使途を限定した共同創造

・使途は自由の口利き
か。

手の内をさらしているともいえますが、会社員ならごくごく常識的な感覚だとも思っています。


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