昨日はちょっとマニアックなスピリチュアルお話し会に参加していました。巨人族とかネフィリムとかシュメール神話とか、あと神社も(笑)。

それはともかく、参加者のお一人にカードに詳しい方がいらして、すごく”ビビッ”と来たお話がありました。それはタロットカードが話題になって、「どれがいいですかね?」という質問があった時の回答です。

「古いのがいいんじゃないですか? ライダーのとか。歴史があるやつは使った人も沢山いて、その分、想いがたまっていく感じがするのですよね」

そんな感じのお答え。これには深くうなずくものがありました。

「パワースポットは祈りの想いが積み重なって出来上がっていくもの」

そう最初に感じたのは九段下の近く、皇居周辺にある千鳥ヶ淵戦没者墓苑でした。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑

ここが本当に天上界に来たような所でした。初めて行ったのは8月お盆の時期で、戦没者の方々に手を合わせるために行ったのですが、ほとんど誰もいらっしゃらなくて。そこに居て、優しく冷んやりした空気感を感じながら、あぁここに来る人達の祈りの気持ちは哀しくも美しいのだなぁと。その気持ちが折り重なって、こんな天上界のような空間ができているのだと、感じたのです。

それを再度感じたのは、福島県いわき市久之浜にある秋義(あきば)神社です(”義”は誤字じゃないよ)。元々は稲荷神社で、後に火伏せの神である秋義神が祭られたとのこと。震災の後、2012年8月に地元の友人に連れられて訪れました。ここも追悼のための祈りの場がありましてね。手を合わせて、千鳥ヶ淵の墓苑と同じような祈りのエネルギーを感じたのです。

秋義神社

こういうと軽薄な表現ですが、パワースポットになりつつあるなと。そんな聖なるエネルギーを感じたのです。

祈りの場所というのは、祈りの気持ちが集積されていくのだなと。この時に、質と量という観点があります。量は多くの人が祈ったということ(人により祈るエネルギーの大きさなは違います)。そして質はどれだけ真摯に純粋に祈ったか。質の高い祈りをしてしまう場所・環境というのはあります。千鳥ヶ淵や秋義神社は真摯な祈りを思わずしてしまう場であったと思います。

タロットカードも、そんな神社や墓苑のような祈りの場なのだなと、参加者のご発言で気づきがありました。タロットカードのスピリットってあるのだなと。個々のカードが持つスピリット、そして同じ種類のカード全てが共通に持つスピリット。

あなたのカードはどんな想い、祈りを積み重ねてきたのでしょう。想いを馳せてみてはいかがでしょうか。