『あなたに奇跡を起こす小さな100の智恵』(コリン・ターナー著 PHP文庫)という書籍で書かれていたこと。成功法則の本ですが、ものすごくシンプルなメッセージです。
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原則は至って明瞭だ。自分の得意なものを見つけ、それに励めということだ。そして、自分の苦手なことを見つけ、それには手をつけないようにするのだ。私たちは、ものを売ることに関心のない管理職の人間を販売研修に送り込んだり、経営に興味のない販売員に経営研修を受けさせたりすることで、能率を上げているつもりでいる。だが実際は、豚に歌を教えているようなものだ。自らの時間を無駄にし、豚の機嫌を損ねるだけなのだ。(by コリン・ターナー)
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商業書籍で良書というのは、言いたいことがきわめてシンプルなのだと私は最近学びました^^ 最初の3つの文で十分に言いたいことが伝わりますよね。

内容的に難しいものはあります。例えばiPS細胞の仕組みなんて簡単に書けるものではありません。ですから専門書は当然難しいですし、教科書も一般書籍に比べれば難しくなって当然でしょう。そしてその難しいことを知っている人は、それだけで市場価値があります。

しかし「生き方」のような多くの人に当てはまる内容を書く場合、簡単に書けないということは、書く資格が無いのだと痛感しています。採算云々は別として、普遍性のあることを分かりやすく表現できないということは、まだ他人と共有する価値のあるレベルに至っていないということでしょう。

なお上記ターナーさんの本は日本ではもう絶版。もしお読みになりたければ、amazonで中古で買うなどする必要があります。