Amazonのカテゴリー【本>旅行ガイド>国内旅行】人気ランキングで、『絶景と美味とパワースポット』は2015年5月13日20時現在で2位。【本>旅行ガイド】でも人気ランキング6位です。そこそこ売れているのですかね?

トップは『死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編』。アフリエイトをしているわけでは無いので、リンクはしませんよ^^ 本日立ち寄った本屋さんでは、この『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』シリーズ3冊が一押しで、入口でどどーん!と紹介されていました。

一体どんな本かな?とぱらぱらめくってみましたが、基本は写真集なんですね。3冊累計で既に50万部超えのベストセラーです。『絶景と美味と~』と本の見た目が似ているなと思いましたが、なるほど、『絶景と美味と~』はこのベストセラーを参考にしたわけですね^^ 見た目の色合いも似ていますし、本の手触りなどほぼ同じで、触っているのが気持ちいいです。さすがベストセラー。本の物理的な部分からして工夫がされていて感心しました。

『死ぬまでに~』との違いを出している部分も大きく3つありました。

まずひとつは『絶景と美味と~』の場合、文章を書いた人間が実際に現地に行って、行った人間にしか分からない情報を掲載しているところ。ネットで調べただけでは分からない内容まで書いているわけですね。一方、『死ぬまでに行きたい!~』は、著者の詩歩さんによると「いいなー、いつかここに行きたいなー」という気分に女性をさせるための書籍だそうで、詳細な情報は書かなかった(&書けなかった)ようです。何せシリーズの第1作は世界中の絶景を紹介していますから、著者さんが全部行くというのは実質不可能です。

ふたつめはひとつめとも重なりますが、ひとつひとつの場所に関する情報量です。『死ぬまでに行きたい!~』は、写真プラス旅行会社さんが情報提供した現地までの行き方です。情報量自体は少なく、読み物というより、あくまで基本は写真集です。一方、『絶景と美味と~』の場合、特にパワースポットに関しては、それなりの情報が掲載されており、基本読み物です。

みっつめの違いは本のサイズですね。『絶景と美味と~』は読者が実際に現地に行って本を読みながら移動することを想定して、より小さめのハンディなサイズです。『死ぬまでに~』の場合、著者の詩歩さん曰く、「この本は、会社から 帰ってきたOLの人が、寝っ転がりながらページをめくって…」というイメージで制作されたとのことです。

そうそう、驚きはこの著者の詩歩さん!一体どんな方なのか調べたら、この書籍の原形は、詩歩さんが新人研修でつくったFacebookページだとのこと。早稲田大学を卒業し、インターネット広告代理店に入社された時の新人研修の課題がFacebookページの作成。最もいいね!を集めた人が表彰されるというものだったそうですが、旅行好きの詩歩さんは「私が他の人に勝てるのは旅しかない!」と、企画して立ち上げ、見事表彰されたとのこと。あまりにも人気を集めたので研修後も更新を続けていると、数ヶ月後に出版の話しが持ちかけられ、翌2013年に出版。一気にベストセラーになり、2014年、2015年と、続編が出版されました。そうそう、若いんですよ、この方。1990年生まれの女性です。新人研修のアウトプットがここまで大化けするとは、うちの会社でも先週に新人が配属されてきましたが、ほんと驚きです。

「この本は、会社から 帰ってきたOLの人が、寝っ転がりながらページをめくって…」という先の言葉で、詩歩さんはすごい人だと思いました。こういうイメージが出来る人こそ、正に上位チャクラが開いている人なのですよね。