「パワーの強いヒーリングはやめなさい。」ベストセラー書のタイトル風にしてみました(笑) ヒーリングのパワーは一般に強い方が良いと思われがちで、ヒーラー自身も己の力の強さを結構気にします。が、これ必ずしもよくありません、てか危険です。

どこが危険なのか?金融の分野で、ぶれ幅の大きい投資商品は、ぶれ幅の小さい投資商品よりも、資産を減らすことが数学的に証明されています。そしてヒーリングのパワーとは、このぶれ幅の大きさとイコールだと、経験上感じているからです。<ヒーリングパワー=ぶれ幅>は経験的仮説ですよ、勿論ね^^

どういう証明かというと、塚原哲さん(労働組合シンクタンク「生活経済研究所長野」事務局長)が小学生にも分かるレベルで説明してくれていますが、「騰落率」が2ヶ月でプラス5%になる2パターンの投資商品を比較すると以下のようになります。

【事例:2月に100万円を投資し、2カ月間運用しました】

パターン1:
1ヶ月目:騰落率マイナス40% 
2ヶ月目:プラス50%。
<平均>
(-40%+50%)÷2=プラス5%

<残高>
100万円→60万円(マイナス40%)→90万円(プラス50%)
★10万円のマイナスになる。
 騰落率の月平均はプラス5%だが、マイナス10%(月平均マイナス5%)の損失が出る。

パターン2:
1ヶ月目:騰落率マイナス10% 
2ヶ月目:プラス20%。
<平均>
(-10%+20%)÷2=プラス5%

<残高>
100万円→90万円(マイナス10%)→108万円(プラス20%)
★8万円のプラスになる。
 騰落率の月平均はプラス5%だが、プラス8%(月平均プラス4%)の利益が出る。

同じプラス5%の投資なのに、その差20%。

はい、ここでヒーリングに戻ります。パワーの強さというのはプラスにもマイナスにも大きく働きます。プラスとは例えば気分が大きく上がったり不可思議な経験をして、すごい!と思える効果で、マイナスとは好転反応のきつさ。パワーの強いヒーラーのヒーリングは、好転反応とよばれるヒーリング後の不調も強烈です。

が、上記の投資商品の比較で分かるように、プラス・マイナスのぶれ幅の大きさは総合的にはよりマイナスにふれていきます。乱高下しながら中長期的にはどんどん下がっていくイメージですね。スピリチュアル業界の経験が長い人ならば、この感覚、分かりませんか?テンション高くなるすごい経験をしてスピリチュアルへの信頼やモチベーションは短期的には上がっているのだけど、冷静になって数年のスパンで客観的に見ると、どんどん落ちていっている人達ばかりじゃないですか。

ヒーリングは「細く長く」「つまらんなー退屈だなー」位のエネルギーレベルの方が効果ありなのですよ(^^)私はそう思いますし、「変化」とはそういう性質を持つものだと四則演算(算数)ができれば証明できるということですね。