人はなぜ働く・働こうとするのでしょうか?はい、食うためです。以上。
・・・
なのですが、問題は食うために働く必要が無いときです。分かりやすい例でいえば、プロ野球のイチロー選手やサッカーの本田選手。一生食うに困らないお金を稼いでいますよ。でも毎日ハードワークをこなし、きついプレッシャーで戦う、ある意味では、いばらの道を選択しています。第3者から見れば光り輝いていますが、常人には辛過ぎて耐えられない生活でしょう。莫大な収入を得ている代わりに、尋常では無い肉体的に苦しい活動・激しい精神的プレッシャーにさらされているお二人です。

働くの辞めたっていいじゃないですか?もうしんどいし、やーめたって。そこで再度問われるわけです。どうして働くの?と。

ここしばらくのブログでちょくちょく書いていますが、私ももう働かなくてもよさそうなのですよ、計算するとね。「食うために働く、これ当たり前のこと」という口実が通用しなくなってきています。特に最近は40代独身男女のつつましい生活を勉強していまして(参考にしているのは男性ですが、世の中には女性の方が多そうな印象)、あ、いけるなーって。私の場合、たとえサラリーマン生活を辞めたとしても、自営という形で結局働き続けますが、仮にそうしなくとも、もう大丈夫です。

自営で働く理由は簡単です。退屈しのぎと、ちょっとした安心、そして健康増進です。この3つは連動していますよね。多少は働いていた方が人生楽しいじゃん?充実するじゃん?と思っているわけですね。だから、なぜ働くの?と問われれば、その方が気分が良いから、幸せだから、となります。

中年になると、働かなくとも食っていける人達は、実は相当数います。それこそ50歳になったら、もういつ辞めてもいいでしょう。ていうか学校を卒業して50歳まで働き続けてきた人であれば、辛ければ一刻も早く辞めて良い年齢です。それだけ蓄積してきたものがあるからです。一足お先に定年して、大学院に勉強しに来る人とかちょくちょくいましたよ。

どうして働くのでしょうね。世の中に貢献するとか、誰かを救うとか、そんな格好いい事は思っていませんよ。人生はサバイバルゲーム。どうやって生き残り続けるか、私は子どもの頃から「人生とはどん欲な生存本能を競うもの」と思っています。が、そんな殺伐とした人生観だけでは、答えの出て来ない問いです。